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【回顧】菊花賞 ~凱旋門賞に出走するならば親友も連れて行ってね~<2020>
投稿日 2020年10月26日 00:01:53 (データ理論)
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<菊花賞 回顧>
本命は◎コントレイルでした。結果は1着。
史上3頭目となる無敗の牡馬3冠馬の誕生です。スターホースの誕生は競馬ファンとして素直に喜ぶべきだと思います。
今回はこれまでのレースで最も苦戦したレースだったと思います。
道中の折り合いはギリギリでしたね。しかし、2歳時から比べると凄く成長しているように感じました。さすがは名伯楽の矢作先生の馬です。
道中は何とか馬のリズムを保って脚を溜める競馬となりました。
直線の叩き合いでもシッカリと相手を競り倒す強さを見せてくれました。勝負根性までこの馬は備わっているのですね。
父ディープインパクトに並ぶ成績・・・いや、ホープフルステークスを勝利している分だけここまでの成績は父より上と判断していいのかもしれません。
「来年は凱旋門賞への挑戦」なども視野に入れて欲しいですね。
当然、その時は親友・ディープボンドも連れて行ってあげて欲しいですね。
これからはこの馬の嫌い時を探すこととなります。有馬記念に出てくれたら盛り上がると思いますが、おそらく出走しないでしょう。これは私の勘です。ハズレて欲しいですけどね。
では追って回顧を行っていきます。
2着のアリストテレス
提供しているコンテンツ的には飛んで欲しかったのですが、直線大口が不自然な形で入っていたので、嫌な予感はしておりました。
それにしてもルメール騎手は本当に上手いですね。コントレイルを倒すならこれしかないという騎乗をしてきました。
道中は常にこの馬の外に位置しており、勝負どころで蓋をする気マンマンでしたね。
よく考えればコントレイルはノースヒルズ生産馬であり、ノーザンファーム生産馬ではないですからね。そして自分はノーザンファーム生産馬に乗っているわけですから、3冠阻止をするメリットは大きかったでしょう。邪推不足でした。
それにしても先週のデアリングタクトといい「エピファネイアの初年度産駒は化け物か」といった感じですね。
今回の上がり最速はこの馬でした。ご存知の方も多いと思いますが、菊花賞の上がり最速馬はその後、出世する傾向にあります。
2018年:フィエールマン、グローリーヴェイズ 2017年:キセキ
2016年:サトノダイヤモンド 2015年:キタサンブラック
2014年:サウンズオブアース 2012年:ゴールドシップ
2011年:ウインバリアシオン
全然な年は全然ですけどね。今年はどっちでしょうか。
3着のサトノフラッグ
「究明シリーズのVol.2」でも述べておりましたが、皐月賞で5着以内に好走した馬が菊花賞で好走する傾向にあります。
ダービーの結果よりも皐月賞の結果の方が菊花賞にリンクします(ここ数年の話です)
さらに菊花賞と相性の良いディープインパクト産駒です(ここ数年の話です)
道中ではまさかの最後方待機からのレースとなりましたが、キッチリと末脚を使っての好走でした。若干、着拾いのように見えますが、それでもG1で3着は立派だと思います。
セントライト記念で最も強い競馬をしたのはこの馬だと思っていました。
そういえば「前走セントライト記念組は関東馬が全滅」というデータがありました。
秋華賞も関東馬が全滅というデータがありました。その秋華賞ではカレンブーケドールとマジックキャッスルが好走し、今回はサトノフラッグが好走しました。
恐るべし。国枝厩舎ですね。「F厩舎とは違うのだよ。F厩舎とは!」という声が聞こえてきそうです。
4着のディープボンド
無敗の3冠牡馬誕生の裏に名脇役ありという感じでしょうか。
日本ダービー、神戸新聞杯、そして菊花賞とゴールへの道先案内人を完璧に務め上げました。本当にかっこいいですね。
弱い馬に無敗の3冠牡馬の道先案内人はできませんよ。この馬も強いと思います。
ちゃんと自分のレースをすれば3着はあったのではないでしょうか。
今後が楽しみな存在です。次はコントレイルと違うレースに出て欲しいですね。
5着のブラックホール
レース後の藤岡佑介騎手のコメントはコチラです。
「悔しいです。3着の馬券を買ってくれていた人もいたと思いますし、何とか最後まで追いましたが、届きませんでした。」
馬券購入者目線を意識したコメントですね。私はこれを嬉しく思います。
えぇ。買ってましたよ。3着の馬券。【ヒモ解き】推奨馬だからね。
少し仕掛けた遅かったのですが、前に馬がいたため、追えなかったとのことです。
これは仕方ないですね。ただ長距離でやれる目途が立ちました。
というか脚が遅いので長距離以外は厳しいでしょう。今回の京都。もう少し雨が降っていればこの馬は馬券になっていたでしょうね。
6着のロバートソンキー
伊藤騎手は人生で4度目の京都芝のレースでした。
この馬の力は十分に引き出したのではないでしょうか。
道中は内にこだわった騎乗を見せてくれました。そこでジックリと脚を溜める競馬となりましたが、直線では1頭離れた内目のところを走る形となり、他馬と併せ馬の形に持ち込めなかったことが残念でした。
ただどう乗っても3着以内に入ることはなかったと思います。
むしろ菊花賞によく出てこれたと思える馬です。ダービーの前日に未勝利クラスを勝利した馬ですからね。今後の成長には期待したいと思います。
7着のヴェルトライゼンデ
完全に空気でした。どこで何をしていたのでしょうか。
道中は1着馬と2着馬を見る形でレースができておりました。しかし、直線に入ってから末脚が伸びませんでした。
距離が長かったのか、または熱発の影響が出たのか・・・わからないですね。
8着のヴァルコス
最初の正面で1頭だけ内を通るという走りを見せてくれましたが、それはそこまで関係ないと思います。
シンプルに菊花賞で通用する器ではなかったという感じがしますね。
青葉賞で2着に好走しておりますが、青葉賞のレベルはそこまで高くないのでしょう。
もうワンランク上の成長が必要ですね。
9着のガロアクリーク
距離でしょうね。完全に最後は脚が止まってしまいました。
あと菊花賞というレースは3角を3番手以内で迎えると厳しいです。
積極的な競馬が仇となったということでしょう。
10着のバビット
究明シリーズのVol.1で取り上げた馬ですが、動画の内容を見れば私がこの馬をかなり軽視ししていたのはわかると思います。
【逆・ヒモ解き】にこの馬が該当しなかったのは残念でした。自分の思考を入れないように機械的に【ヒモ解き】系は行っております。
他の馬にハナを譲ったのはこの馬にとって嫌だったでしょうね。道中で行きたがる素振りを見せておりました。
「調教で控える練習をさせていたから、今回は番手で控える競馬をすると思う」というコメントを見ましたが、そんなに馬は簡単に矯正できないです。
「逃げそびれた逃げ馬ほど脆いものはない」まさにこれですね。
11着のマンオブスピリット
13着のディアマンミノル
14着のターキッシュパレス
15着のダノングロワール
16着のレクセランス
17着のビターエンダー
ここで好走できるだけの器ではなかったということです。
12着のサトノインプレッサ
毎年、一緒に競馬場観戦をしてくれる競馬友達に「狙おうと思っているのだがどうか」というLINEを貰いました。
私はレース直前だと「自分の考えを重視してください」とコメントすることが多いのですが、今回は「その馬、弱いですよ笑」と返信しました。
一瞬、3着に来たサトノフラッグがサトノインプレッサに思えて肝を冷やしました。
この馬に関してですが、日本ダービーは1枠1番だから好走できた馬です。逆にこのぐらいの馬でも1枠1番ならダービーで上位に来れます。ダービーの1枠は怖いですね。
18着のキメラヴェリテ
最下位ですが、この馬は最高の仕事をしました。
以下はレース後の松若騎手のコメントです。
「逃げて欲しいという指示で、ゲートも決まって、やりたいレースはできましたが、最後は一杯になってしまいました」
8枠で自分よりテンが速い馬がいるのに「絶対に逃げろ」という指示があったようですね。この馬は勝ち馬から2.3秒も離れたシンガリだったので、松若騎手は和田騎手と福永騎手の握手に参加できませんでした。
しかし、距離は離れていても、心は近かったと思います。最高のチームワークでした。
以上が菊花賞の回顧でした。
チーム・コントレイルの勝利となりましたが、これに対して不満に思う方もいるでしょう。「正々堂々と戦うべきだ」というようにです。
私はこの考えとは異なり、使える全ての力を持って勝ちに行くことを美学と思っています。価値観は人それぞれでしょう。
チームプレイがあったとしても、弱い馬ならば3冠はできません。アリストテレスに差されていたでしょう。しかし、コントレイルは強かったです。父ディープインパクトを超える存在になって欲しいですね。
なお、チームプレイがあったかどうかに関してですが、これは根拠がありません。私の妄想です。その点をどうかお気を付けください。
【天皇賞秋の「穴の狙い目」はこの馬!】
天皇賞秋ですが現時点で狙ってみたい穴馬がおります。
前走はチークピーシズがマイナスに働いての暴走が敗因です。
前走の大敗で人気が落ちていれば面白いと思います。
勝つのは難しいかもしれませんが、2,3着ならばありえると思います。
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