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投稿日 2020年6月1日 00:04:36 (データ理論)
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<日本ダービー 回顧>
本命は◎ワーケアでした。結果は8着。
常にコントレイルを見る形でレースを進めておりましたが、ペースが思ったよりも流れず、瞬発力の勝負となってしまいました。これは残念ですね。
この馬が好走するにはもう少しペースが流れた方が良かったのかもしれません。
追い詰めるはずが、直線ではコントレイルに突き離されてしまいました。
こういったペースになるのであれば前目で競馬をした方が良かったでしょうね。ただそういった競馬ができない馬なので仕方のないところはありそうです。
そして現状ではどうしても加速に時間を要する馬です。これはこの馬の弱点ですね。
また多頭数の経験もなく、内で揉まれる競馬となってしまったことも響いたのかもしれません。
他にも弥生賞⇒日本ダービーという異例のローテーションもマイナスに働いた可能性はありそうです。この時期の馬は大きなレースに出走することで力をつけ、経験を積み、それが成長になります。外厩や調教だけでは得られない何かが足りないような感じがしました。もう少し、この馬の今後の成長に期待したと思います。ここまで弱い馬ではないと思います。
では追って回顧を行っていきます。
1着のコントレイル
ディープインパクト産駒の最高傑作です。
G1の勝利数が3勝となり、フィエールマンとならびました。
ただ無敗の2冠馬は父ディープインパクト以来ということです。この馬がディープインパクトの後継者となるでしょう。奇しくもそれがノースヒルズ生産馬というのが競馬の面白さではないでしょうか。
スタートが良く、普通に先行してくるとは思いませんでした。距離不安というか折り合い面の不安がホープフルステークスで強くあった馬ですが、今は本当に大人しいですね。
無観客競馬の影響はあると思いますが、強い馬が何の不利もなく最高の競馬をしたという感じがします。もちろん上手く導いた福永騎手も流石だと思います。
秋はすでに3冠馬を目指すというコメントが陣営より出されております。
無観客競馬が続いているようならば菊花賞も勝てるのではないでしょうか。
問題は前哨戦を使ってくるかどうかですね。ぶっつけで菊花賞はちょっと怖い気がしますが。
そして夢物語かもしれませんが、今だけ語らせてください。
無敗の牡馬3冠のコントレイル、無敗の牝馬3冠のデアリングタクト、そして女王を超えた覇王のアーモンドアイがジャパンカップで激突してくれたら面白いですね。
そうなったらどの馬を買いましょうかね。
う~ん。そうだな。私はカレンブーケドールを買おうかな笑
2着のサリオス
勝ち馬よりもこの馬の方が距離不安を感じていたのかもしれませんね。
今までのような先行する競馬ではなく、溜める競馬を選択してきました。
直線ではコントレイルを視野に入れるものの、そこから突き離されての2着。
前走に引き続いての敗戦であり、完璧に勝負付けは済んだと思います。
この馬にクラシックディスタンスは厳しいかもしれませんね。
馬体を見る限りマイルでこそ力を発揮できる馬だと思います。
今後は短い路線に使われていくとのことです。来年の安田記念が非常に楽しみです。
マイルCSに出てきたらどうしましょうかね。悩みますね。
3着のヴェルトライゼンデ
父ドリームジャーニー、そして今までの成績を考えると「中山専用機」と決めつけてしまいました。
ただ兄にワールドエース、ワールドプレミアがいる血統であり、そう決めつけるのは時期尚早でしたね。
皐月賞の敗因は馬場の悪いところを走らせ続けたことです。そこがスムーズだったら結果は違っていたと思います。
ダービーは内目の枠が有利であり、この馬は3枠です。今まで3枠~4枠で好走経験のある馬であり、今回の3枠も上手く活かす走りができておりました。
ワーケアにはホープフルステークスで先着もしております。それにも関わらず、この人気というのは舐められすぎでしたね。
馬格のあるドリームジャーニー産駒は普通のドリームジャーニー産駒と違うとは動画で何度も述べた内容です。今回の結果を踏まえててその事実を噛み締めております。
4着のサトノインプレッサ
本当にダービーの1枠1番は侮れません。理屈ではないですね。
とりあえず買う・・・これで良いと思います。
前につける競馬ができるタイプの馬ではないので、道中はジックリと脚を溜める競馬となりました。直線では前が壁になることを覚悟でインを突いてきました。
坂井瑠星騎手はダービー初騎乗とは思えない素晴らしい走りだったと思います。お見事です。
さてこの馬の今後についてですが、弱い馬ではないと思います。
今回のゆったりとした流れからの末脚勝負というディープインパクト産駒にとって理想的な展開で力を出し切れた感はあります。
ただ弱点として後方からの競馬しかできない馬です。これが改善されるまでは厳しいですね。展開に左右される、安定感のない競馬を繰り返してしまう可能性があります。
現状、この馬を評価するのであればヒストリカル級ですね。
5着のディープボンド
皐月賞⇒京都新聞杯⇒日本ダービーという厳しいローテにも耐えてよく頑張ったと思います。キズナ産駒はキレる末脚というよりも今回のこの馬のように粘り込む競馬の方がフィットします。
キズナ産駒が重賞で馬券になった時の上がり3ハロンは34秒台~35秒台がほとんどです。
「キレないが、バテない」というマイネル・ウイン系に多くいるタイプです。
こういうタイプの馬って重賞は勝ててもG1はそこまで勝てないですね。キズナ産駒の弱点はそこかもしれません。
6着のガロアクリーク
枠が外目だったこともあり、内に潜り込めなかったのが残念でした。
直線ではサリオスとぶつかっております。それでも脚を伸ばしてきましたが届かずという結果に終わってしまいました。
ただ距離不安はそこまでないと思います。秋は菊花賞を目指すそうですが、距離不安を理由に軽視する必要はないと思います。
今回のレースを終えて思ったことが1つあります。それはヒューイットソン騎手は上手かったということです。
川田騎手も頑張っておりますが、ここのところ結果が出ておりません。
松山騎手が頑張っておりますよ。坂井瑠星騎手という新星も出てきましたよ。
現在の若頭として存在感を示して欲しいと思います。
7着のブラックホール
意外と好走しました。最後方で脚を溜めて上がり2位の末脚で突っ込んできました。
バテてきた馬を抜いての7着ですね。今後の参考材料にはしにくい内容でした。
ただこういう不器用な競馬しかできないのが、この馬の残念なところです。
洋芝で期待したい馬です。函館記念、札幌記念で買いたいですね。
9着のマイラプソディ
最後方から競馬をしておりましたが、明らかにペースが遅かったので一気にマクっていく競馬となりました。
ただそういった競馬が通用するほどの力はありませんでしたね。
共同通信杯での敗戦から良いところが何もありません。精神的なものなのか。実力がないのか。もしかしたら後者かもしれないですね。
10着のビターエンダー
前目につけることができていたら面白かったと思うのですが、スタートで躓いてしまったとのことです。残念ですね。
皐月賞⇒プリンシパルステークス⇒日本ダービーというローテは厳しかったと思います。
弱い馬ではないと思います。セントライト記念ぐらいでまた狙ってみたい馬ですね。
11着のサトノフラッグ
後方で脚を溜めましたが、直線で全く伸びず。良いところが何もありませんでした。
同じ血統構成のダノンファンタジーもそうでしたが、周りのレベルが上がるG1になるとダメなのかもしれません。
次走、G2やG3ならば買ってみたいですが、G1はダメというタイプなのかもしれないですね。
12着のコルテジア
こんなものでしょう。
コントレイルの前を走るノースヒルズの同じ勝負服を着た馬が2頭おりましたね。これは偶然でしょうか。または必然でしょうか。
いつかどこかで穴を開けるタイプの馬だと思います。そのタイミングを見計らいたいですね。
13着のダーリントンホール
また出遅れましたね。出遅れるとこの馬の良いところは何も出せません。
前走、今走と参考外で良いと思います。
14着のヴァルコス
8枠が響いたという見方もできますが、能力的にも足りなかったと思います。
2400m⇒2400m⇒2400mの3連発は3歳にとって厳しいのかもしれません。
15着のレクセランス
16着のマンオブスピリット
ダービーに出走できただけでも凄いと思います。お疲れさま。
17着のウインカーネリアン
ハナを主張したのは良いのですが、スローで逃げてどうにかなる馬ではないと思います。
皐月賞で4着に好走できた時のようにタイトな展開に持ち込むべきでした。
18着のアルジャンナ
昨年、ダービーを勝利した騎手が騎乗しておりましたが、今回はシンガリ負けを喫してしまいました。理由は最初から折り合いを欠いてしまったいたからです。
それで消耗をしてしまいましたね。
昨年のように思い切って前につければ良かったのにと思ってしまいました。
1枠の利点を全く活かせずに敗れてしまいましたね。残念です。
浜中騎手も頑張って欲しいですね。今の若手は活きが良いです。存在感を示して欲しいと思います。
以上が日本ダービーの回顧でした。
コントレイルが圧勝。2冠達成となりました。
実は日本ダービーに向けて「邪推ネタ」が1つありました。
それはこういうものです。
今回の流行り病のせいでJRAは売上が下がってしまった。V字回復のためにも秋のG1戦線を盛り上げる必要がある。そこで大事なのはスターホースの誕生です。
というのもアーモンドアイは今年いっぱいの可能性が高いです。
キタサンブラック⇒アーモンドアイとつないできたスターホースのバトンをディープインパクト産駒の最高傑作につなぐというものでした。
スターホースの誕生は我々、競馬民にとって喜ぶべきことだと思います。
あとはこのスターホースに抗う馬券を買う、スターホースを応援する馬券を買うなどそれぞれのスタンスに合わせて競馬を楽しむだけです。
菊花賞を勝てばオルフェーヴル以来の牡馬3冠ですか。2011年だったと思います。
そこから約10年の間に牡馬3冠馬は出ておりません。
ということはこの間に競馬を始めた方はまだ牡馬3冠馬をリアルタイムで見たことがないのです。
私も競馬を始めて2年目のオルフェーヴルに魅了されました。感動しました。
そういった感動を競馬を始めた方たち全てに味わってほしいですね。コントレイルというスターホースの誕生を全力で喜びたいと思います。そして時には馬券で抗いたいと思います。なぜならそれが私のスタンスなので。あ~、だから競馬は面白い。
【安田記念の「穴の狙い目」はこの馬!】
安田記念ですが現時点で狙ってみたい穴馬がおります。
競馬のセオリーとして「前走、激走したにも関わらず人気薄の馬は狙え」があります。
前走、激走しているのにまだ人気していないのならば再度、狙ってみたいですね。
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