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【高松宮記念2020の有力馬診断(後篇)】~[ナックビーナス]G1でもOP特別でも0.1秒差負けが定位置&芝千二で馬群内の競馬なら国内準パーフェクト(国内13戦12好走)の“相手なりキャラ”~
投稿日 2020年3月26日 12:00:11 (競馬予想まとめ)
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【高松宮記念の有力馬診断(後篇)~[ナックビーナス]G1でもOP特別でも0.1秒差負けが定位置&芝千二で馬群内の競馬なら国内準パーフェクト(国内13戦12好走)の“相手なりキャラ”~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
▽ダイアトニック牡5北村友57安田隆(栗東)
―クリノガウディー牡4○○57藤沢則(栗東)
―ステルヴィオ牡5丸山57木村(美浦)
阪急杯組の3頭。
クリノガウディーは昨シーズンは休み明け初戦で2着好走して、その後はレースを使う毎にレース間隔を狭めてパフォーマンスを低下させていった経緯。気難しいスクリーンヒーロー産駒で、気性的にも間隔を空けてあげた方が走れるタイプ。
前走阪急杯は自滅凡走でしたが、距離短縮しており合わせるよりも、間隔を空けてあげた方がより走れるはずで。
ステルヴィオの過去ベストパフォである毎日王冠2着やマイルCSはゆったりと流れて直線瞬発力勝負で決めたモノでした。
今期は喉の問題もあり短距離路線に歩を進めてきたワケですが、そういう後ろ向きの背景からの路線転向でトップクラスでもやれてしまうというのは考え辛い話で…。
ダイアトニックは前走阪急杯では高松宮記念参戦を見据えて出して行く競馬をして、それでHペース展開不利を受けながらも2着入線は強さを見せた格好。
ただ、更なる距離短縮千二適性は正直未知数な面は否めないですし、昨年スワンSにしても今期の京都金杯にしても阪急杯にしてもレベルが低めの重賞レースで実績を積んできている経緯で、果たしてG1級の器なのかは疑問も。
―ダイメイプリンセス牝7秋山真55森田(栗東)
まずは前走オーシャンS後の次走チェック見解を参照↓
『コノ馬は夏場(6,7,8月)に良績が集中する夏馬で、毎年の様に冬場に戦績を落として夏にピークを迎えるという戦績推移になっています。
昨夏もその北九州記念で9人1着激走がありました。
前走は冬場初戦で坂路で一杯にやって4F52.9止まりでレースでも惨敗でしたが、季節進行と共に調教良化していた今回は掲示板まであと一歩と前進は見せてきました。
季節としては次走辺りからは警戒が必要で、その上で楽にラスト1F12秒台前半の調教時計を普通に出せる様であれば一変を狙える態勢に入ったと見て狙い撃つ手も。』
・・・
まだその得意季節前のシーズンで、調教でも1週前は遅れ調教などで本調子までは窺える今回は軽視が妥当。
―アイラブテーラー牝4和田竜55河内(栗東)
他のほぼ全ての出走馬は馬体重470キロ程はあるのに対して、アイラブテーラーのそれは430キロ程で明らかに小さい。
父トーセンラーも大柄な馬ではなかったが斬れる脚を武器に京都巧者として名を馳せましたが、アイラブテーラーもそれに準えるタイプで…急坂コース替わりと馬場悪化はマイナスに作用しそう。
―ノームコア牝5横山典55萩原(美浦)
まず父ハービンジャーの時点で本質的なスプリント適性は疑問と思うべきです。
それで芝千二で2勝クラス戦以上を勝利したのはこれまでナンヨーアミーコとハッピーアワーとレストンベとカービングパスの僅か4頭のみです。
カービングパスも結局はその後中距離路線に戻ってしまいました。
ナンヨーアミーコとハッピーアワーの場合には、決してスピードがあるからではなくて、気性的な面で仕方なく距離短縮させたのが始まりなので、そういう馬が同距離カテゴリで大きく出世できるかと言えば否でしょう。
ノームコアの場合には別に距離マイルに限界を読み取ってではなく、距離適性手動の短距離路線参戦でもないでしょうから…これがG1で通用というのは考え辛い話です。
★ナックビーナス牝7田辺55杉浦(美浦)
まずは7走前カーバンクルS後の次走チェック馬見解を参照↓
『毎度書いています様に、コノ馬は非内(非イン)の競馬をするとすぐ気を抜きがちで力を出し切るコトが難しくて、それ故に“芝1200にて内(イン)で競馬をすれば過去パーフェクト成績(9の9)”になっています。
2走前スプリンターズSは外の競馬で不完全燃焼…前走はダートで度外視級敗戦…今回は大外枠からの競馬で最後は頭が上がって前を捉えられずの2着。
いい感じで人気を落とす近況になっていると思いますが、それらは全て本領発揮の競馬ではありませんので…(昨年は対抗評価止まりでしたが)今年も高松宮記念で穴で買えるのが楽しみです。』
・・・
7走前オーシャンSは外目枠順でしたが、過去パーフェクト好走パターンの内に付ける競馬ができましたので…例の如くの好走惜敗走を見せてくれました。
6走前高松宮記念では中枠発走から内前に行けずに、道中接触不利もあって外競馬になってしまえば集中できずに投げ出すというは受け入れるしかない負けパターン。
4走前キーンランドCは絶好最内枠からの前年同様の逃げ競馬でしたが、展開不利とバイアス不利があった分だけ粘れず5着という結果。
3走前はあまりに楽な逃げでの勝利、2走前は逃げ切り寸前も全くラチ外からやってきた追い込み馬に足を掬われる形のやむを得ない敗戦、前走オーシャンSはG1級パフォーマンスを発揮した一頭にだけ先着を許す優秀パフォーマンス。
4走前キーンランドC5着で“芝1200にて内(イン)で競馬をすれば過去パーフェクト成績(9の9)”は崩れてしまいましたが、それでもそれも含めてインで競馬できれば必ず強い競馬はしているには変わりありません。
中山巧者のイメージが付いているのと、昨年高松宮記念凡走によって今年は人気薄となる模様ですが…2年以上前から言い続けていますが、芝千二でインの競馬さえできればG1好走級の馬という自論は当然今回も変わりません。
△セイウンコウセイ牡7幸57上原(美浦)
セイウンコウセイはこれまで逃げ競馬時には9戦8好走で、唯一凡走は外差し馬場で暴走逃げをした昨年シルクロードSのみ。
3走前スプリンターズSは前に行けずに揉まれる形での大敗で、2走前スワンSは今となっては長い距離千四での敗戦で、前走シルクロードSは次善策の2番手追走から外差し決着を粘り込む悪くない内容。
スンナリ逃げ番手競馬でさえあれば実は安定している馬ですが、ただし昨年高松宮記念2着当時よりも相手関係が手強くなっている分でそれで足りるかと言えば微妙…。
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コノ馬のパフォーマンスに最も直結する要素はローテ面とペース面。
ローテ面は、一戦毎に全力を出し尽くす逃げを打つ馬だけに、疲労残り易く間隔は空いてないと危険。ペース面では、溜めて良い脚が使えるタイプではないので、Hペースでもスピードを前面に押し出す形が理想です。
「Hペース競馬[4-1-1-3]>Mペース競馬[2-1-0-5]>Sペース競馬[0-0-0-2]」
古馬になってからHペース競馬で負けたのは昨夏北九州記念4着と前走シルクロードS4着で、共にG1を狙える馬なら無駄に前哨戦で消耗させないO厩舎らしい前哨戦惜敗で、過度に受け止めるべき敗戦ではありません。
信頼のO厩舎のG1仕上げで、渋化馬場込みでHペース競馬必至のココならば…直近スプリントG1実績馬としてもチャンスはあって良いはずです(中京不向きのイメージでかココまで人気落ちるならば能力を買いたいです)。
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Source: 考えるヒント(常勝競馬)
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