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【回顧】フェブラリーステークス ~教科書にも書いている「競馬界の定説」を読み直せ~<2020>
投稿日 2020年2月24日 00:13:03 (データ理論)
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<フェブラリーステークス 回顧>
本命は◎インティでした。結果は14着。
この馬が好走するためには2つの条件があったと思います。
1つはハナを切ること、そしてもう1つはゆったりとしたラップでレースが進むことです。
最初の誤算はインティのスタートがあまり良くなかったことです。
そして内からワイドファラオとアルクトスが逃げてしまったのが痛かったですね。
そして2つ目の誤算はこの2頭がやりあってしまったことです。
レースを観ていると田辺騎手が悪いですね。ワイドファラオに競りかけておりました。
東京ダート1600mというコースはペースが速くなれば、差し馬が有利になるコースです。
競りかけた時点で自分の馬の好走する確率が下がるにも関わらず、競りかけてしまいました。残念です。
昨年、インティが好走できた理由はゆったりとしたペースで流れたからです。
昨年と全く違うペースになり、前につけた馬に厳しい展開になれば好走は難しいでしょう。
そもそも武豊騎手が逃げたら、先行馬にとって理想的なレースで進むので、そのままなだれ込むだけで好走できるのです。これは教科書にも書いてるぐらいの「競馬界の定説」なのです。
そういった状況にも関わらず、競りかけてペースを上げることは「愚行」でしかありません。当然ながら競りかけた田辺騎手の馬は9着に惨敗しております・・・何がしたかったのでしょうかね。理解ができませんね。
では追って回顧を行っていきます。
1着のモズアスコット
強かったですね。何よりも驚いたのは砂を被っても全く怯まなかったことです。
おそらく4角で外を回って追い込んでくると思っておりました。
しかし、この馬は直線で外を選択せず、馬群をすり抜けて最短距離で伸びてきました。
芝でG1を勝ち、ダートでもG1を勝った馬は過去に4頭しかおりません。
キャリアの多さが重要なダートにおいて僅か2戦目でG1を勝つのは非常に難しいことです。クロフネの再来ですね。
確かに今年はメンバーレベルが決して高かったとは言えませんが、それでも素晴らしい走りだと思います。
今後は海外を目指すようです。頑張って欲しいですね。
2着のケイティブレイブ
いやぁ、まさかですよね。
土曜のダイヤモンドステークスではシンガリ人気の馬が勝ち、フェブラリーステークスではシンガリ人気の馬が2着に来るとは驚きです。
長岡騎手がこの馬の力を信じて乗った結果ですね。
前につける競馬がメインだったこの馬でしたが、今回はためる競馬を選択しました。
展開が向いたとはいえ2017年の帝王賞を思い出す豪脚でしたね。
御神本や森泰斗でも引き出せなかったこの馬の持ち味を3勝クラス以上で連対したことすらなかった長岡騎手が引き出すことができました。見事ですね。
まぁ、一番、苦虫を嚙み潰したような顔をしているのは元主戦のF騎手かもしれませんが。何度も言うが、貴方とT騎手が競り合うからこんなんなったんだぞ。
3着のサンライズノヴァ
この馬も後方から上がり最速の末脚で追い込んできた馬です。
こういった競馬が決まる展開だったということでしょうね。
フェブラリーステークスはリピーターレースと動画で話しました。
リピーターとしてはこの馬も面白いと述べておりましたが、きっちりと馬券になるあたりは流石ですね。
鞍上は今年、絶好調の松山騎手です。どうした松山。凄いじゃないか。
外国人騎手の通年免許制などにより、若手騎手にとっては苦難の時代と言われておりますが、こうやって上手い騎手は結果が出てくるのです。サメカツも同じです。野中騎手もそうです。ナナコ騎手だってそうでした。
良いじゃないですか。苦難の時代?いやいや、本当に上手い騎手だけが伸びてくる競争の時代ですよ。
4着のワンダーリーデル
上がり5位以内の末脚を使える馬がこのレースでは面白いと動画で述べました。
そしてこの馬は常にそういった上がりを使える馬なので穴馬として狙う価値があるとも述べました。
今回は上がり3位の末脚を使って4着でした。馬は頑張ってると思うよ。
5着のタイムフライヤー
一瞬だけ「これは!」と思える抜け出し方をしましたが、流石に厳しかったですね。
しかし、先行勢で上位に入着したのはこの馬だけです。
こういった展開で強いタイプなのかもしれないですね。
ただ重賞で馬券になるのは難しいと思います。
6着のキングズガード
6着のモジアナフレイバー
8着のノンコノユメ
後方で競馬を進めたことが良かったですね。
ただ馬券にはなれませんでした。これは能力が足りない証拠ですね。
モジアナフレイバーは芝スタートが全くこなせませんでした。
ノンコノユメはもうマイルのスピードについていけませんでした。
キングズガードはオジサンなのによく頑張っていると思います。
9着のアルクトス
騎手の騎乗ミス?戦略ミス?でこの着順になってしまいました。
鞍上を大野騎手に戻すべきでしょう。
10着のヴェンジェンス
今回は外を回さずに内でレースを進めたところ、前の馬からかけられる砂に萎えてしまったとのことです。
ダートのキャリアが27戦もある馬が何を言っているのでしょうか。モズアスコットを見習ってほしいものです。
セイラ・○スに「軟弱者!」と言われながらビンタされてもおかしくないと思います。
ただこの馬の買い時は京都ですね。
11着のミューチャーリー
「軽いダートが合わない」とレース後に御神本騎手が話しておりました。
根本的に中央のG1は厳しいと思いますけどね。
12着のワイドファラオ
「競りかける方も悪いけど、競りかけられる方も悪いからな!」と注意しておきましょう。そもそもなぜ、ハナを主張したのでしょうかね。
最近は控える競馬ばかりしていたのに。
武豊騎手が逃げたら最高のペースになることはわかっているはずです。
しっかりと反省して欲しいですね。
13着のブルドッグボス
マイルは長かったですね。前目につけたことも裏目に出たと思います。
15着のデルマルーヴル
距離短縮に対応できませんでしたね。
マイルはこの馬にとって短すぎるのかもしれません。
16着のミッキーワイルド
逆にマイルは長すぎるかもしれませんね。
ペースを考えると前目につけたこともスタミナのないこの馬には厳しかったかもしれません。
以上がフェブラリーステークスの回顧でした。
ケイティブレイブを買えなかったという方も多いのではないでしょうか。
ただどうでしょうか。モズアスコットとサンライズノヴァのワイドなら買えますよね。
何度も書いておりますが、これがワイドの魅力なのです。
「こんな馬、買えないよ!」と思える馬が飛び込んできても当たる可能性を残しているのがワイドの良さなのです・・・なんか、ダイヤモンドステークスの回顧でも同じことを書いているような気がしますが。
このレースを外れてしまっても落ち込む必要はありません。だってG1はまだまだありますから。一喜一憂しないのが競馬で勝つために重要なポイントです。しっかりと次の開催に向けてモチベーションを上げていきましょう!
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