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【京都記念の全頭診断(後篇)】~[カレンブーケドール]オークスは世代最強級パフォ→蹄不安発症でワケ有り坂路調教の紫苑&秋華はパフォ下降→本来のコース調教解禁のJCは一変激走~
投稿日 2020年2月12日 18:00:57 (競馬予想まとめ)
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【京都記念の全頭診断(後篇)~[カレンブーケドール]オークスは世代最強級パフォ→蹄不安発症でワケ有り坂路調教の紫苑&秋華はパフォ下降→本来のコース調教解禁のJCは一変激走~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
△アメリカズカップ牡6○○56音無(栗東)
コノ馬の3歳以降の全2勝は共に道悪条件・少頭数外枠条件…それは単純に道悪巧者というのと、他馬を気にする面があるので、道悪時の馬群がバラけて容易に揉まれぬ競馬ができるシチュエーションというのが大いに味方した結果でした。
それ以外は重不良馬場での出走歴が無く、そういう超タフ馬場での体力勝負戦に一度も巡り合えていないというのが、高パフォーマンスから遠ざかっている背景と言えるか。
今週の京都はずっと雨予報で、そのアメリカズカップの領域と言える馬場状態でのレース施行となる可能性も十分に…それでもG2の相手関係は厳しいですが、不良馬場水準にでもなれば馬場適性だけでの浮上の可能性も少々。
―ガンコ牡7四位56武英(栗東)
18年には日経新春杯3着→日経賞1着から天皇賞春で3番人気にまで推された馬。
ただし、その期間の無理遣いが祟ったのか、天皇賞春では良い所ナシの敗戦で、その後は復調できずという近況。
今回も長欠明け初戦ローテで、帰厩後も時計が抜けている期間ありその後は速い時計を出せていないという順調さ欠いた調整過程で…ココはただ出走するだけになりそう。
★カレンブーケドール牝4津村53国枝(美浦)
まずは前走ジャパンC5人2着時の有力馬診断を参照↓
『これはオークス後から一貫した見解ですが、3歳牝馬の頂点馬はコノ馬と見ています。そして、秋華賞予想時に記した通り、その最高の姿は今シーズンは見せるのは難しいのではないかと見ていました。
秋華賞では2着に好走しましたので、当時の見解についてはガセネタ等の言われをしましたが、秋華賞1着クロノジェネシス・3着シゲルピンクダイヤ・4着シャドウディーヴァという好走馬の低調な顔触れからも、冷静にパフォーマンスを見ればオークスよりも1枚落ちだったのは間違いない所だったと思います(紫苑Sからのパフォ上昇も間違いなく、当時の私の軽視判断も誤りでしたが…)。
(※例えば昨年秋華賞に挑んだ際のアーモンドアイも、後日談では1週前の蹄負傷で「回避覚悟の状態だった」と明らかにされていますが、それはレース前の時点ではシルクの公式サイトも含めてどの媒体でも扱われていませんでした。私を含めて一般競馬ファンは誰も知っていなかったはずです。
もしも当たり障りのない情報だけを得たければ、大本営の息がかかった媒体だけを見れば済むワケですが、恐らくはウチを覗かれるという方ならそうではないニーズが高いと思いますし、それに応える為にも私は(内部者しか知り得ないインサイダー情報以外の)陣営コメント・映像・ニュース・画像・調教過程など総動員して深層に辿り着くべくやっています。)
今春シーズンは蹄不安なく追い切りもウッド主体でバリバリやれていました。
それが今秋復帰戦の紫苑Sでは蹄にレベルの高い補正を施して姿を現して、低調な組み合わせにもかかわらず3着止まりという体たらく結果に。それは陣営曰く交突(前脚と後脚の追突)の影響との話しでしが、前走秋華賞に向けても依然としてワケ有りの証である坂路オンリー調教で、当日にはテレビ画面からも視認できる程に広い範囲に補正を施しての出走態勢。
結果として、叩き2戦目で内面の良化は顕著で好走したのでしょうが、それでも異状を抱えたままの蹄問題が根本なのかオークス当時のパフォーマンスには及ばずでした。
紫苑S以降の蹄不安は事実(それに伴ってのパフォーマンス劣化も事実)、国枝厩舎の坂路調教とウッド調教の成績格差も事実…そんな中での秋華賞善戦から、今回ジャパンCに向けては今秋初めてウッドコースで調教時計を出してきました。
あとは最終追い切りの調教場に注目…もしもウッドコースで本追い切りをこなせる様ならば、秋華賞よりも走れる状態と見たいです。』
・・・
そのジャパンCは最終追い切りでウッドコース調教解禁で、春のオークス当時のパフォーマンスを取り戻しての激走。
結果的には蹄不安を引きずって坂路調教オンリーの2戦で大きく落ち込み、それを払拭して勝負調教を施されたオークスとジャパンCでは世代最高級のパフォーマンスを繰り出したという経緯です。
そのジャパンCは最終追い切りでの解禁でしたが、今回は帰厩当所からウッドコースメインで調教を施されており、調整過程としては近走最高レベルだと見做せます。
もちろんドバイ遠征前の一叩きの位置付けの一戦だけにメイチ仕上げは望めませんが…それでもあまりに案外だった昨秋始動戦の紫苑Sとは違うパフォーマンスが見込めるはずと見ます。
△クロノジェネシス牝4北村友54斉藤崇(栗東)
まずは前走エリ女での有力馬診断を参照↓
『オークス後から一貫して、現3歳世代牝馬はカレンブーケドールが能力トップに君臨しているとの見立てです。
オークスではそれに完敗の3着、前走秋華賞ではカレンブーケドールが手負いの状態だった分で先着できたとの解釈をします。その3着以下は大分小粒だっただけに、果たしてコノ馬が古馬頂点を目指せる器なのかというのはやや疑問符が。』
・・・
前走エリ女はそもそもの能力云々の他に、激走後からの初の中3週ローテでパフォーマンスを下げた面もあったはずで、まともならば好走圏内級位では走れるはずの馬だったと見て良いと思います。
ただし、あくまでもその程度で、カレンブーケドールとの比較では上記の通り後者が本調子でなかった秋華賞で下しただけの話で、本来はカレンブーケドールよりも劣る馬というのが一貫した評価です。
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3走前丹頂S後に『調教本数僅か2本で馬体重大幅増の〇〇〇〇〇は尚更そうだったはずで、それでありながらも5着入線は改めて地力を示したと言えるはず。昨年も連戦を重ねてOP勝利、今春も叩いて叩いて良化を辿る戦績だっただけに、今期も同様に期待が懸けられます』と次走チェック馬として、その次走にあたる昨秋京都大賞典で激走(さすがにG2相手関係で叩いて即一変は狙えずでしたが…)。
矢作厩舎馬はそういう走らない時と走り時は分かり易い厩舎で、〇〇〇〇〇の今回の調教本数不足での休み明け初戦というのはその丹頂S凡走時に近い調教過程だけに…厩舎としては同厩ステイフーリッシュを本丸としている可能性が高いですし、ココは静観すべきタイミングと見ます。
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Source: 考えるヒント(常勝競馬)
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