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【ジャパンカップ2017有力馬診断(後篇)】~『3歳凱旋門賞挑戦の失敗パターン=成長期を別のコトに捧げて成長案外+半欧州仕様化』の成果を極悪馬場秋天で発揮=健闘果たしたマカヒキ~
投稿日 2017年11月23日 00:00:44 (競馬予想まとめ)
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【ジャパンカップの有力馬診断(後篇)~『3歳凱旋門賞挑戦の失敗パターン=成長期を別のコトに捧げて成長案外+半欧州仕様化』の成果を極悪馬場秋天で発揮=健闘果たしたマカヒキ~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
―サウンズオブアース 牡6 田辺 57 栗東 藤岡健
まずは3走前有馬記念8着後の回顧文を参照↓
『これは完全に状態落ちが主因だったと見て良さそう。
昨年と同ローテながら1本少ない追い切り過程だった事実や、デムーロJの「前走JCで走り過ぎちゃった」というコメントもそれを裏付けるモノ。
去年も今年も天皇賞春の後には大きなダメージが残ってしまい、そこから結構な間隔が空く秋復帰戦の京都大賞典でも調整遅れで万全の状態で挑めていない様に、疲労面での体質の弱さが付きまとう馬でもある。
古馬になってから連戦での連続好走歴はゼロ。
これまでの経緯からすると、春初戦も完全にリフレッシュできて万全のデキで出てこられるかも少し怪しいので注意が必要。
疲労面を重視して1シーズン1度の激走タイミングを見極めたい。』
・・・
今期初戦札幌記念では4着好走…2戦目京都大賞典では横山典ヤラズ=馬自身の状態に問題有りでの大敗劇。
昨年でも有馬記念で息切れしていたワケで、もしも秋G1(JC&有馬)を本気で見据えているならばその前にG2を2戦もさせるとも思えない…つまりは流石にG1云々言える場合でも無くなってきたので、目先のG2勝利への本気を費やしたかったのが今期だったのではないか。
にも関わらず、札幌記念で4着しただけで、次走京都大賞典で反動負けを起こすというのも結構末期である証ではないだろうか。
そんな中途半端な勝負度で、中途半端なローテで…ココで復活や復調パフォーマンスというのはナシではないだろうか。
▽サトノクラウン 牡5 ムーア→未定→デムーロ強奪 57 美北 堀
コノ馬の主戦はデムーロJと思われるかも知れませんが、堀厩舎所属馬なのでデムーロJよりもムーア・モレイラなどの海外一流騎手の方が優先されるという過去と未来…つまりは前走秋天はデムーロJの後先考えずの一戦入魂の場面でした(※結果的にはムーアJ専属騎手契約の問題で再びデムーロ騎乗となりましたが、その時点ではそうでした)。
最近で言えばリアルスティールの毎日王冠なんかが典型かと思いますが、そういう場面でのデムーロJはある意味で無敵…秋天での強気騎乗・鬼気迫る追い方は正にソレでした。
となれば、今回JCの取捨の最大要素はその秋天反動の有無でしょう…その点で言えばサトノクラウンは若駒の頃からすぐ馬が硬くなり易い弱さがあって、故に休み明け初戦など間隔空きローテでこそ本領発揮傾向がありました。
前々走大阪杯でも当時の馬の状態からして、その前の京都記念激走から回復し切れなかったのも大きかったのではないかと見ています。
その大阪杯は言うても中6週ローテでした…コノ馬にとってはほぼ未知と言える中3週ローテでのG1連戦でもう一丁は結構危うい気がします。
▽キタサンブラック 牡5 武豊 57 栗東 清水久
前走秋天ではそのサトノクラウンの決して諦めぬ迫り方によって、ラストまでビッシリと追いながらもラスト1F14.0というバテバテラップで凌いだキタサンブラックについても前走激走反動というのは真剣に考えねばならないと思います。
春も春天レコード激走後の宝塚記念でドボンしましたが、今回はそれに匹敵以上に値するだろう逆レコード激走後というコトになります。
サトノクラウンよりも疲労耐性ある頑丈な馬だとしても…です。
また、秋天ではまさかの出遅れからのド派手な勝利でしたが、この手の荒い競馬での激走は次走に尾を引く印象があります。
例えば世界最強馬だったアロゲートも、それまではHラップ先行の王道競馬での激走続きだったのが、ドバイワールドカップではスタート不利から大捲りのド派手競馬での激走…それは選択肢が広がったかの様な言われ方もしましたが、結果的にはそれを境にスタートから出て行かないコトを覚えてしまったのか、スタート出が悪くなる一方の気持ち切れた様に別馬へと成り下がって引退の運びとなりました。
だからキタサンブラックもそうなるだなんて短絡的なコトは言いませんが、ああいう特殊状況での特殊競馬の後ってのはやはり怖いです…。
もし出遅れが癖になっていたら、前走は極悪馬場のガラ空き馬場なので問題なかったですが、良馬場じゃ全く勝手の異なる半ば未知な競馬になるワケですから…。
▽マカヒキ 牡4 内田博 57 栗東 友道
まずは前々走毎日王冠時の有力馬診断を参照↓
『近年の3歳馬の凱旋門賞挑戦はキズナとハープスターの2頭だが、ハープスターは不調に陥っていつの間にか引退で、キズナも成長案外で早々に引退してしまった。
3歳時の凱旋門賞遠征については、「例えば並のダービー馬が居たとして、その馬がダービーを制した3歳春時点で一見とっても強い馬に見えるかも知れませんが、実はその時点でも古馬に混じればOP級なのです。2歳G1馬なら、その時点では古馬の1000万下級なのです。つまりは、古馬になって以降も活躍する為には、誰しもが“大きく成長しなければならない”というのがお分かりになるかと思います」というワケですので、
もしも凱旋門賞遠征による成長の阻害があるとすれば、それが成長期3歳時点であればその影響は決しては小さくは見積もれない代物になるのではないか。
杓子定規に測れるモノではないでしょうが、一番の成長期を別の身を削るコトに費やすワケですから…現に素質馬こそ無理をしないでジックリと育てるというのが競馬界の常識として横たわっている以上、その真反対を施すコトによる後への影響が無いってコトは無いでしょう。
今春のG2三着とG1四着という結果については、道悪京都記念3着だけなら情状酌量できましたが、それなりに条件揃っていた大阪杯でもパフォーマンスを上げられなかったとなれば成長問題が槍玉に挙げるのは当然。
欧州での調教やレース経験によって当時は「馬がパワーアップ」したなんて良い話風に言われていましたが、それへの適合(欧州仕様育成)は逆に日本競馬適性を損ねるコトにも繋がるのは当然だろう(というのは、丁度凱旋門賞が終わったタイミング=サトノダイヤモンドが主に馬場問題により全く通用しなかったタイミングではシックリいく話ではないでしょうか)。
欧州経験の影響か又は母系の血が出てきた影響もあるかも知れないが、3歳春当時のキレキレのマカヒキは今は昔で、大阪杯にてルメールJから「反応が鈍い馬」だと認識されているのはもはや別馬であるというコトではないか。
過去最長の休養=頼みの綱の成長期4歳夏を挟んだ今回は変身=復活できる最後のチャンスになるだろうが、少なくとも昨秋から今春の当馬を見る限りでは3歳春当時の輝きを取り戻すのは難しそうに見えたし、鞍上内田博Jというのも本当に期待されている馬への鞍上配置ではない点で過度な期待は禁物だろう。』
・・・
個人的には一貫して3歳時の凱旋門賞挑戦は大嫌いという立場…マカヒキの帰国後のレース参戦時には毎回上記の凱旋門賞参戦批判じみたコトを書いてきましたが…本当に日本競馬界の大きな過ち=損失ではないかと思うのです。
ただ、私も1年以上前から大いに期待していた“サトノダイヤモンドの円熟4歳時挑戦”がああなってしまっては、果たして何が正解なのかも分かりませんが(そりゃ本年サトノダイヤモンドの場合にはあの馬場では無理問だろうというのはレース前に予想できましたが、ただ昨年程の乱ペースも今年程の雨馬場も共に一般的な凱旋門賞傾向とは言えないので、だからディープ産駒には無理とこれ以降の挑戦を閉ざすのも違うでしょうし…)。
上記のコトは事ある毎に書いてきた話なのでもう終わりにしようと思ったのですが、今回に関してはマカヒキの取捨と絡んでくるのでまたまた書いてしまいました。
前走秋天については例の外枠からの唯一健闘馬として評価されている風潮の様ですが、それには賛同できません…それこそ『凱旋門賞挑戦による中途半端な欧州化の成れの果て』の通りの半欧州馬だからこその善戦とも言えないでしょうか。
3歳時のマカヒキと言えばキレキレの馬でしたが、毎日王冠でも鈍さを指摘されて、秋天はその鈍さが相対的に武器になる舞台条件での激走…ならば良馬場JCでは用無しってコトではないでしょうか?。
また、コノ馬は外枠からの好走ですが、決して外に振られずの着拾い競馬でしたので、やっぱり本当に外を回したソウルスターリングよりは全然価値が低いと見ます。
(一つだけ怖いのが、極悪馬場レース後にも関わらず、秋天時よりも大幅調教強化されている点です…)
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秋天当日後半の東京芝のレースは大外を回された馬の異常にバテが激しくて、秋天の決着が典型的だった通り比較内を通った馬の方が雪崩れ込みが叶うバイアスだった(逆に外枠外目競馬で好走圏内に留まったのは1人気級馬のみだった)。
ただ、そういうバイアスは俯瞰して見られる外野からは分かるとしても、当事者の立場で掴むのは至難みたいで…だからそういう「きちんと馬場を読んで乗れ」と文句を言いたくなる様な変な内有利決着が9→10→11と3レースも続きました。
秋天で最内競馬しただけでそれなりの着順に至れたという7着ディサイファよりも走れなかった8着以下馬は、ほぼ全てが強烈バイアスによる逆噴射結果だと見て良いと思います…その中でも最も苦しい競馬をしての大敗だったコノ馬は特に見直せる一頭だと見ます。
具体的には不利且つ逆バイアス大の大外枠から無駄に積極的な立ち回りでは秒単位での敗戦も致し方無いモノと思えますし、また今の時代では秋天というのはJC・有馬記念の叩き台的なレースなので…その観点からも最もJC・有馬記念に目を向けていたコノ馬の変わり身はあって然るべきと見ます・・・実際に馬体を見ても調教過程を見ても前走とは別馬での出走になりそうです。
今春のG1G2健闘歴からして今秋かはともかく近い将来的にはG1に届く馬だと思いますので、少し先物買いになっても人気落ち条件好転局面ならば拾いたいトコロだ。
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Source: 考えるヒント(常勝競馬)
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