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投稿日 2023年3月5日 21:30:53 (データ理論)
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<チューリップ賞 回顧>
<総評>
昨今のチューリップ賞は前につけた馬に有利なレースです。今回は逃げの天才・武豊騎手がハナを切ってペースを刻んだため、ますます前有利になりました。
後方から競馬をしていた馬には厳しいレースだったので参考外で良いでしょう。
このレースは桜花賞トライアルです。3着以内の馬が権利を獲得できます。今回の上位の馬に桜花賞で通用する馬はいるのか。
一方で賞金は足りているので、ここはメイチで仕上げてこなかった馬もいるでしょう。阪神ジュベナイルフィリーズからの直行組と比較してどうなのか。そこがポイントになるでしょうね。
では1頭ずつ見ていきましょう。
1着のモズメイメイ
唯一、3着に敗れたのは1400mのつわぶき賞のみであり、1600mの成績は3-0-0-0となりました。マイルを無敗で桜花賞に向かうこととなります。
前走で初めて逃げる競馬をしましたが、今回も抜群のスタートでハナを主張する競馬となりました。前半3ハロンが35秒2であり、後半3ハロンは34秒1の後傾ラップです。このラップなら逃げ切れるでしょうね。
今回は勝ちましたが、もっと強い馬ならば着差をつけられたと思います。それがハナ差ですからね。ここをどう評価するかでしょう。
2019年以降、チューリップ賞の勝ち馬である5頭は桜花賞で全頭が馬券外に敗れております。5番人気以内が4頭含まれていてこの成績です。1番人気は2頭いました。
逃げ馬ということでこの馬がレシステンシア級ならば抑える必要はありますが・・・さて、そこはどうでしょうかね。
2着のコナコースト
この馬が馬券外に敗れたら頭を丸めて反省しようと思っておりました。というのも非常に自信があったからです。
ここまで2戦のキャリアしかありませんが、どちらも競馬を教え込みながらのレースでした。勝つことよりも大事なことがあると言わんばかりのレース内容でした。
今回もスタートは良かったのですが、折り合い面に関して問題のある馬なので行かせず控える競馬となりました。前に馬を置きたかったのでしょうね。
今回のレースは上位5頭中4頭が4角3番手以内の馬で決まるレースでしたが、この馬は少し離れた4角6番手から勝ち馬にハナ差にまで迫っております。今回、敗れはしましたが、勝ちに等しい結果でしたね。
桜花賞でも期待できると思いますが・・・まだ早いかもしれませんね。強くなるのはまだ先かもしれません。
気になるのは馬体重が2レース連続で減っていることです。デビューから14kgも減っております。この時期にこれは歓迎できないですね。狙いは秋華賞かな・・・。
3着のペリファーニア
外枠だったので、前に馬を置けず折り合いを欠いてしまうところがありました。ここが残念でしたね。ただ新馬戦のキャリアしかなかったにも関わらずこのレースで3着に好走できた点は評価すべきでしょう。
エピファネイア産駒ですが半兄にエフフォーリアがいる血統です。厩舎、鞍上と同じなのも良いですね。この馬は古馬になってから強くなるモーリス産駒です。この時期で馬券になるということは相当、強い馬だと思います。
ただやはりこの馬もまだG1級と言えるかは微妙ですね。桜花賞で強い馬と戦って通用するのか。またノド鳴りもある馬なのでマイルが限界かもしれません。
4着のルミノメテオール
勝ち馬が逃げ馬なので、その真後ろを走っていたこの馬には最高の展開だったと思うのですが、直線で伸びきれませんでしたね。これはシンプルにマイルが長いということでしょう。
左回りの1400mが合いそうですね。ファルコンステークスがベストだったかもしれませんが、中1週では出てこないですよね。
5着のルカン
未勝利の馬がこのレースで5着というのは驚きました。
スタートは普通でしたが、出して行っての2番手追走です。凄い操縦性の高さですね。
直線の叩き合いで一時は下がってしまいましたが、コナコーストが外から上がっていくのに合わせて再加速しました。これにも驚きです。
最後は進路が狭くなって満足に追えませんでしたが、3着馬に僅差の4着まではあったかもしれません。
馬体重も414kgと小柄であり、まだまだこれからの馬という感じはしますね。
夏を超えて馬体重がグッと増えたら重賞でも戦えるかもしれません。その前にまず未勝利戦を勝利してほしいですが。
6着のダルエスサラーム
スタートは良かったのですが、そこから下げてしまいました。ここが残念でしたね。そのままついていく競馬ができればとは思ってしまいます。
内ラチ沿いを追走する走りなりましたが、ロスなく回ってきた割には直線で全く伸びませんでしたね。この馬もベストは1400mなのかもしれません。
この馬が勝利したレースは2度とも外国人騎手が騎乗しておりました。騎手を選ぶタイプかもしれません。外国人騎手が騎乗した時に再度、狙ってみたいですね。
7着のキタウイング
杉原騎手のレース後のコメントは以下の通りです。
「内でジッと我慢してやりたい競馬はできた。ペースが遅くてハミをかむところはあったけど、我慢して狭いところから伸びてきた。次につながるレースはできた」
今回は完全に試走でしたね。今回も上がり2位の末脚を使っております。前有利の展開だったので届きませんでしたが、後ろの馬に有利なレースになると飛び込んでくるでしょうね。
1つ気になったのはドゥーラに強く当たりに行ったように見えたことです。他馬を吹き飛ばすぐらいの力がある馬というのはわかりました。
13着のバースクライ
前につけた馬に有利なレースにおいて、最後方から4角大外分回しの競馬となりました。それでは絶対に届きません。アーモンドアイでも届きません・・・いや、届くかも。
どちらにしても今回の競馬では歴史的名馬であっても厳しいでしょう。参考外。
15着のドゥーラ
スタートは悪くなかったので中団ぐらいの位置で競馬をするのかなと思っていましたが、あれよあれよという間に位置を下げてしまいました。
そして直線では進路を無くし、キタウイングと接触して戦意喪失です。
とりあえず戸崎騎手とは手が合わないのはよくわかりました。
今回の敗戦で人気が落ちていれば桜花賞で面白いと思います。阪神ジュベナイルフィリーズと今回は力を出せておりません。
以上がチューリップ賞の回顧でした。
直近2年間の桜花賞において前走チューリップ賞で3着以内に好走した馬は0-1-0-5と奮っていません。かつては黄金ローテだったのに全く参考にならないレースとなりました。今年はどうでしょうか。
今年はリバティアイランド、ライトクオンタムが抜けている印象ですね。そこにドゥアイズなどがどう絡んでくるかも気になります。当然ながらラヴェルにも注目です。
今回のチューリップ賞上位組よりも気になる馬が多いですね。今年もチューリップ賞組は苦戦するかもしれませんね。ただ内枠を取ってハナを切る競馬ができればモズメイメイも面白いかなとは思っています。
【金鯱賞の「穴の狙い目」はこの馬!】
金鯱賞ですが現時点で狙ってみたい穴馬がおります。
それはアラタです。
前走の中山金杯は4着に敗れておりますが常に外々を回る不利な競馬だったことが敗因です。
また当日は大幅な馬体重増があり、仕上がりも不十分だったかもしれませんね。
中山金杯ではラーグルフ、フェーングロッテン、マテンロウレオと接戦を演じております。この馬も強いと思います。左回りでどうかとは思いますが。
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