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投稿日 2023年3月5日 21:31:25 (データ理論)
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<オーシャンステークス 回顧>
<総評>
本来は前につけた馬に有利なレースなのですが、今回は差し&追込馬が上位を占めております。先行馬には厳しい流れだったのか、あるいは逃げ&先行馬がそこまで強くなかったのか。どちらでしょうか。
前半3ハロンが33秒4、後半3ハロンが34秒0です。タイムだけで判断すると前有利に感じますが、レイハリアとオパールシャルムが積極的にハナ争いをして、さらに外からジャスパージャックが絡んだことにより、前につけた馬は途中で息を入れるタイミングがありませんでした。そうなると流石に厳しかったということでしょう。ただ前につけていた馬がそこまで強くもないという事実もありそうです。
後方一気の馬はペース的に厳しく、前につけていた馬もキツいレースだったという感じですね。
では1頭ずつ見ていきましょう。
1着のヴェントヴォーチェ
テンの脚が速いタイプではないので、中団からの競馬となりました。ここが今回のレースでのゴールデンポジションとなりました。
この馬は前半3ハロンが32秒台になると追走に手一杯となって凡走をしている馬です。今回のタイム上では速くない流れがフィットしましたね。
キーンランドカップを勝利して以来の好走となりますが、前走のスプリンターズステークスは押せ押せのローテでの参戦でした。今回はきっちりと休んで体制を整えてのレースであり、ベストの展開で力を存分に発揮できたということでしょう。
また中山1200mには高い適性がありますね。
次走は高松宮記念となると思いますが、まずルメール騎手はドバイがあるので乗れません。ここは割引材料となりそうです。
また左回りのレースに出走したことがないのも気になります。さらに過去10年間においてオーシャンステークスの勝ち馬の高松宮記念の成績は0-0-0-9です。5番人気以内の馬が6頭もいてこの結果です。これを知ってしまうと高松宮記念では高く評価しづらいですね。
2着のディヴィナシオン
大穴をあけましたね。鞍上は菅原明良騎手です。この騎手は本当に上手くなっています。
先週の中山記念でも人気薄のラーグルフを2着に好走させています。今回もテン乗りで結果を残しました。関東騎手の若手では横山武史騎手が注目されておりますが、菅原明良騎手も注目ですね。
さて馬についてですが、好走の要因は枠にあったと見ています。この馬が好走するタイミングは内目の枠に入った時です。1勝クラス以上のレースにおいて馬番が7番より内の時の成績は3-6-1-12であり、8番より外になった時の成績は0-0-1-12です。なぜ、こうなるのかというと後方からの競馬になってしまうと力を発揮できないためです。
今回はスタートもまずまずであり、中団からの競馬ができたことが大きかったですね。
ただ狙い目は内目の枠に入った時だと思いますが、次走で人気になっているようならば買いづらいタイプです。また人気が落ちてきたときに内目の枠に入ったら狙ってみるぐらいがちょうどいいかもしれません。
3着のエイシンスポッター
逃げ&先行勢には厳しいレースでしたが、当然ながら追込馬にも厳しいレースでした。
それを初角10番手から追い込んできたのは評価できますね。角田大河騎手も中山初騎乗がこのレースでした。それで結果を残せるのだから流石です。
いつも後方一気のレースをする馬ですが、今回はやや高い位置で競馬をしておりました。いつものように後方からだと厳しかったでしょうね。4着だったと思います。
今回は直線で外に出しましたが、本来は馬群を縫って伸びてくる走りもできるタイプです。こういうタイプの追込馬は穴をあけます。高松宮記念でも期待したいと思うのですが・・・賞金的に出られないかもしれませんね。
4着のマリアズハート
スプリンターズステークスで8着、京阪杯で4着、シルクロードステークスで5着、そして今回のオーシャンステークスで4着ですか。これは「ノーブルマーズの肩透かし現象」ですね。どうしても狙いたくなって最後に付け足すが結局こないというタイプです。
7歳牝馬ということもあり「年下男子を上手くかわす悪いお姉さんキャラ」をイメージしてしまいます。(勝手なイメージです。すみません。)
今回の敗因は序盤の位置が後ろ過ぎたからですね。先行勢が全滅するような展開だとこのお姉さんも本物の笑顔を見せてくれるかもしれません。そのタイミングを狙うのは難しそうですが。
5着のジュビリーヘッド
息を入れられない速い流れで先行すると厳しかったですね。展開が向かなかったということでしょう。
直線では前をキミワクイーンにカットされております。このまま沈んでいくかと思いましたが、そこからまた脚を伸ばした点には好感が持てますね。
ただ今回で中山1200mの重賞におけるロードカナロア産駒の成績は0-1-0-17となりました。これはダノンスマッシュを除いております。馬券になったのはカレンモエだけですね。
今回も4頭のロードカナロア産駒が全滅しました。ロードカナロア産駒にとって鬼門のコースかもしれませんね。
9着のナランフレグ
去年とは違う結果となってしまいました。出遅れて後方からの競馬となったことが敗因でしょうか。それだけが理由ではないでしょう。去年も後方からの競馬で2着に好走しております。
去年は33秒5の上がり最速の末脚を使っております。今回は33秒2の上がり2位の末脚を使っております。つまり去年と同じレースをして今回は9着に敗れたということです。
去年は先行馬に有利な流れで2着に好走、今年は差し馬に有利な流れで9着に敗退。このあたりがこの馬の面白いところですね。
今年の勝負度合いは決して高くなかったと思います。馬体重も15kgと増えております。前走で減らした分を考慮しても緩かったかもしれませんね。
今年は59kgであり、直線で詰まったところもありました。今回の敗戦で少しでも高松宮記念で人気が落ちてくれれば狙いやすいですね。
12着のキミワクイーン
良い感じで直線において前に出ましたが、すぐにバタバタとなってしまいました。
シンプルに力不足ですね。展開が向かなかったところもありますが。
馬格が446kgと乏しいのも気になります。この馬体では中山1200mの重賞はこなせないでしょうね。
以上がオーシャンステークスの回顧でした。
息を入れるタイミングがない流れのスプリント戦はこちらも呼吸をするのを忘れます。いいレースでした。ヴェントヴォーチェが強い競馬をしましたね。タートルボウル産駒です。タートルボウル産駒では出世頭のタイセイビジョンが心不全で亡くなってしまいましたので、現役馬において芝重賞で活躍しているのはこの馬だけとなりました。
G1は未勝利の血統であり、タートルボウル自身もすでに亡くなっております。血を繋ぐ意味でもヴェントヴォーチェには頑張って欲しいですね。
【金鯱賞の「穴の狙い目」はこの馬!】
金鯱賞ですが現時点で狙ってみたい穴馬がおります。
それはアラタです。
前走の中山金杯は4着に敗れておりますが常に外々を回る不利な競馬だったことが敗因です。
また当日は大幅な馬体重増があり、仕上がりも不十分だったかもしれませんね。
中山金杯ではラーグルフ、フェーングロッテン、マテンロウレオと接戦を演じております。この馬も強いと思います。左回りでどうかとは思いますが。
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2023年直近の無料予想
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