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投稿日 2020年7月27日 00:00:36 (データ理論)
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<アイビスサマーダッシュ 回顧>
本命は◎ライオンボスでした。結果は2着。
57kgを背負っての2着は立派ですが残念な思いが強いですね。
スタートは良かったのですが、15秒たったところで勝ち馬に前をカットされてしまいました。これは鞍上の鮫島騎手も驚いたのではないでしょうか。
そこのポジション取りの差が最後まで響いたように思えます。そこをもう少しケアしておけば・・・と思える内容でした。
ただ直線レースの成績はこれで4-2-0-0となりました。本当に直線レースに対する適性の高い馬ですね。
今回は57kgを背負っていたため、それを理由にこの馬を嫌ってしまった方もいるかもしれません。
2001年から2019年までの期間において57kg以上を背負った馬の成績は0-1-0-18でした。なかなか買いづらいデータではありますが、7歳以上が0-0-0-15であり、6歳が0-1-0-3となっております。この中に5歳以下の馬はおりませんでした。
この馬はまだ5歳ですからね。58kgでの好走経験もある馬であり、今回の57kgという斤量をそこまで気にする必要はなかったと思いました。
ちなみに先週のWIN5でキャリーオーバーが起きたため、今週のWIN5はいつもの約5倍とある33億円の売上がありました。
4レース目を終えて21,212票も残っておりましたが、最後のレースで3,274票まで減りました。この馬が勝っていたら当たっていたという人も多かったでしょう。それだけにこの馬が負けて残念だったという方も多いでしょうね。
では追って回顧を行っていきます。
1着のジョーカナチャン
百獣の王を倒して直線女王となりました。これで直線レースの成績は3-1-0-1です。
前走の韋駄天ステークスでは2着に敗れましたが、その雪辱を晴らす形となりました。
前走より枠が内になり、さらに斤量も増えている中での勝利は評価すべきでしょう。
スタートからの加速が素晴らしい馬ですね。テンのスピードが今回のメンバーの中では抜けた存在でした。これにより一気にハナを主張し、走りやすい外ラチに向かうことができました。結果的にライオンボスの進路を塞ぐこともでき、これが今回の勝因だと思います。鞍上の菱田騎手も上手く乗ったと思います。直線レースが得意ですからね。
5歳の牝馬ではありますが、キャリアもまだ浅く、それだけに成長の伸びしろもまだまだ残っていたということでしょう。
次走は北九州記念を視野に入れているとのことです。
この馬は淀短距離ステークスでも2着に好走しており、直線専用機というわけではありません。
当日の小倉競馬場の馬場傾向が前につけた馬に有利な馬場ならば買ってみたいですね。
3着のビリーバー
スタートからの二の脚が速い馬ではないので、当然ながら後方からの競馬となりました。
ただ上手くライオンボスが通った道を伸びてくることができました。
前走のTVh杯では見事な末脚を繰り出して勝利しております。その時、2着に倒した馬がアスタールビーであり、そのアスタールビーが土曜メインのしらかばステークスを快勝。レースレベルは高かったということでしょう。
今回の結果も踏まえると7月~9月の成績が2-1-2-0と最高なのも良いですね。
「夏競馬は夏の成績が良い馬を買う」というセオリー通りの穴馬でした。
そして重賞で好走する時はいつも穴馬というミルファームでした。今週、土曜の新潟1レースで話題を集めたミルファームですが、最後はこの馬で締めてくれました。
4着のメイショウカズヒメ
この馬が4着に来るのが直線レースの醍醐味ですね。8枠が圧倒的に有利ということがわかる内容です。
昨年のルミエールステークスでは3枠に入り、勝ち馬と0.2秒差の6着に好走しております。枠が3枠から8枠に変わればこれだけ走れるということでしょうね。直線レースは奥が深いです。
また直線レースは父ノーザンダンサー系の好走率が高いレースです。父フレンチデピュティというのが良かったのかもしれないですね。
5着のダイメイプリンセス
前にやっていたシリーズでいう「コレジャナイ感」はこの馬でした。
牝馬で56kgは厳しいでしょう。過去のアイビスサマーダッシュで56kgを背負った牝馬は2頭しかおりませんが、どちらも馬券外に飛んでおります。
(2000年:カヤノザクラ2番人気10着、2015年:リトルゲルダ5番人気5着)
今回、枠は悪くなかったのですが、できればもう少し外枠の方が良かったでしょうね。
7歳であり、56kgを背負っていることを考慮するともっと負けると思っていましたが、5着にくるとは流石です。
この馬も夏女です。次走は昨年同様、北九州記念でしょうか。
とりあえず何らかの印はつけておきたいですね。衰えはあるでしょうが、夏になると若返りますね。
8着のカッパツハッチ
昨年と同様の2枠からのレースとなりましたが、昨年とはレース内容が違いますね。
昨年は2枠から徐々に外に張り、併せ馬のような形となりましたが、今回は2枠から真っすぐ走ってしまいました。
馬というのは基本的に単走よりも併せ馬で競った方が速く走る生き物です。1頭だけ離れた中で走るのは難しかったと思います。
ここのところ結果は出ておりませんが、今回もテンの脚が速く、良い競馬はできております。
直線レースで人気薄の際は狙ってみるのも良いかもしれませんね。
10着のラブカンプー
1枠からでは無理でしょうね。スタート良かったので、前につける競馬ができ、一気に外に向かって走りました。そうなると競る形には持ち込めますが、ロスが大きいですね。
1030mぐらい走ったのではないでしょうか。
そうなると最後はバタバタになります。ちなみに56kgを背負っていますからね。
牝馬で56kgを背負うと厳しいでしょう。
5回の直線レースの経験がありますが、そのうちの4回は1枠~2枠という可哀想な馬です。
JRA様は何かこの馬が直線レースで好走すると困るのでしょうか。
たまにはピンクの帽子をかぶらせてあげてください。お願いします。
16着のゴールドクイーン
ダートで好走が続いていた馬でしたが、さすがに通用しませんでしたね。
「ダートの短距離で前につける競馬をして、好走してきた馬は直線レースに対する適性がある」というのは良く言われることですが、肝心なことを忘れてはいけないですね。
このレースは「直線ダート1000m」ではないということです。
その馬にある芝適性というのを見ないといけませんね。
この馬は芝のOP特別で好走した実績はありますが「軽斤量」かつ「ハナを主張」しての好走です。
今回は不利であると考えられる牝馬56kgであり、またハナを主張するには厳しいほどのメンバー構成でした。
最後は馬がバテたというよりは、この馬がやる気を失ったように見えました。
今回は7枠という絶好枠であり、ここまでの戦績を見る限り、何だかいけそうな感じがムンムンしておりました。しかし、これは罠でしたね。やはり直線レースは奥が深いです。
以上がアイビスサマーダッシュの回顧でした。
サメカツ騎手の重賞2勝目がかかっておりましたが、それを抑えて勝利したのは菱田騎手でした。
菱田騎手はある時、妙にチャンスを与えられ、G1に出走ることもあった騎手でしたが、重賞で全く買える騎手ではありませんでした。
ただここ数年は本当に力をつけていると思います。夏競馬の醍醐味は普段、重賞で毎回のように見る騎手以外が人気馬に騎乗することです。
今回、外国人騎手はおりませんでした。ルメール騎手は暑いのが嫌いですからね笑
夏競馬はまだ1か月以上も続きます。夏競馬にしかない要素を思いっ切り楽しんでいきたいですね。
<span style="col【クイーンステークスの「穴の狙い目」はこの馬!】
クイーンステークスですが現時点で狙ってみたい穴馬がおります。
あまり人気になっていませんが前走は不良馬場、前々走は前残り傾向と不利な条件が揃っておりました。
今回は距離延長もプラスに働きそうです。面白いですよ。
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