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投稿日 2019年12月9日 00:00:52 (データ理論)
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<阪神ジュベナイルフィリーズ 回顧>
本命は◎リアアメリアでした。結果は6着。
若い頃に人気で飛ぶディープインパクト産駒の典型的なパターンですね。
ディープインパクト産駒は距離短縮で苦戦する傾向にあります。
今までゆったりとした流れからの末脚勝負の経験しかなく、序盤からガンガンと流れるレースでは脚が溜まりませんでした。
距離は前走と同じなのですが、ペースを考えると実質的には距離短縮と同じような感覚だったと思います。
また今回、好走した馬は前目から中団につけていた馬であり、超絶前残り傾向がある今の阪神競馬場では厳しかったですね。この馬の脚質では。
実際、この日の阪神競馬場は6レース中5レースで逃げ馬が馬券になっています。その5頭中4頭が4番人気以下でした。
ちなみに土曜も6レース中5レースで逃げ馬が好走しております。しかも人気薄ばかりです。凄い顕著な馬場傾向だと思います。
では追って回顧を行っていきます。
1着のレシステンシア
このレースにおいて速い上がりを使うことなく、先行して押し切ることができるとすればそれはメジャーエンブレムぐらいと思っておりました。
レース直後、この馬がそのメジャーエンブレム級だったと思ったのですが、この馬が上がり最速なのですね。これは面白いというか意味がわかりません。
前半の3ハロンは33秒7です。これは過去10年間で最速です。
そんなペースで逃げた馬が上がり最速の末脚を使って勝利したのですから、素直にこの馬の強さを認めるべきでしょう。
今回、この馬の好走要因は4ハロン目と5ハロン目にあります。ここで上手くペースを落として脚を溜めることができ、最後の上がり最速の末脚につながりました。
さすがは今年G1を3勝している騎手です。日本人でトップですからね。やはりこれはこの騎手を褒めるべきでしょう。3勝のうちいずれも1番人気ではないですからね。
この馬は今後、王道ローテを歩むこととなるのでしょう。
チューリップ賞も好走したら、桜花賞の本命はこの馬で良いと思います。
チューリップ賞で凡走したら、桜花賞で思い切って消すのもありかもしれません。
いずれにしても過去の阪神ジュベナイルフィリーズとは違う展開で勝利した馬です。
今後が楽しみですね。レーヌミノル級で終わるのか、メジャーエンブレム級になるのか、またはそのメジャーエンブレムを超えるのか・・・楽しみです。
2着のマルターズディオサ
前につけた馬に有利なトラックバイアスを上手く活かしての好走でした。
キズナ産駒は初年度ということで、まだ特性をハッキリとはつかめていないのですが、キレる末脚というよりは、スピードの持続力に優れた末脚を使うタイプですね。
ダートなどでも好走している馬が多いのはそれが影響しているからではないでしょうか。
そう考えると今回のこの馬の好走は理解できるポイントです。
ちなみにこの馬はこのレースでよく好走する関東馬でした。これも面白い傾向ですよね。
左回りのマイルで結果を残している関東馬はこのレースで好走する傾向にあります。
3着のクラヴァシュドール
この馬もゆったりとした流れのレースしか経験のない馬でしたが、中団につける競馬ができていただけ、追い込むことができたという感じですね。
他の有力馬よりも前目につけており、内で包まれなかったというアドバンテージがありました。
操作性は高そうですね。今後、ヌーヴォレコルト級になれるかどうかがカギとなるでしょう。オークスは面白いかもしれません。
4着のウーマンズハート
ビュイック騎手が前残り馬場なので前につけたと話しておりました。
この馬もゆったりとした流れからの末脚勝負の経験しかありませんでしたが、良く頑張ったと思います。
慣れない内で揉まれながら走っておりましたが、これがきっと良い経験となるでしょう。
ただ現状はやはり左回りで買いたい馬ですね。距離が伸びてどこまで対応できるかでしょうが、うるさいところがない馬なので距離が伸びても大丈夫なような気はします。
末脚は一級品です。今後、リスグラシュー級になれるかがカギとなるでしょう。オークスは面白いかもしれません。
5着のヤマカツマーメイド
マイルへの延長は良い方向に向かったと思います。
兄のヤマカツエースも2歳の時期から活躍した馬ではありません。今後の成長に期待したいと思います。
ただ今回は逃げ馬がそのまま勝利したレースです。
内でジッとしていた馬に展開が向くレースであり、5着という結果は高く評価すべきではないと見ています。
7着のカワキタアジン
5着の馬と同じですね。
今回は逃げ馬がそのまま勝利したレースです。
内でジッとしていた馬に展開が向くレースであり、今回の結果は高く評価すべきではないと見ています。
8着のクリスティ
前目につけていた分だけ、直線ではいい感じに見えたのですが、最後はスタミナ切れでしたね。そうですよね。決して楽なペースで前につけていたわけではないので。
強くない馬だとこうなると思います。
9着のジェラペッシュ
10着のボンボヤージ
11着のオータムレッド
12着のロータスランド
13着のヒメサマ
14着のスウィートメリナ
15着のエレナアヴァンティ
16着のルーチェデラヴィタ
2歳G1とはいえ、このクラスで好走するには全く力が足りておりませんでした。
ただG1の舞台に馬主さんを連れてきたことは素晴らしいと思います。良い子たちです。
今後、力をつけて大きな舞台に出走してくるのを楽しみにしております。頑張ってね。
以上が阪神ジュベナイルフィリーズの回顧でした。
何とも不思議なレースでしたね。
シンプルに考えるとレシステンシアが非常に強いということです。
ただそうなると2着以下の馬が弱すぎます。そうだとそこまで弱いとは思っていなかったので違和感を覚えますね。
今回のレースには特別な何かがあったのかどうか。これはチューリップ賞と桜花賞でわかります。私の桜花賞の本命馬はチューリップ賞を見て決めます。
ではチューリップ賞の本命は・・・何を見て決めたら良いのでしょうね。
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