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【有馬記念2018有力馬診断(前)】~[オジュウチョウサン]~中山大障害後は反動でG1直行→前々走後も前走後も不安発生でローテ変更→絶対動かせぬゴール=有馬挑戦ありきの久々連戦で?~
投稿日 2018年12月18日 00:00:06 (競馬予想まとめ)
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【有馬記念の有力馬診断(前篇)~[オジュウチョウサン]~中山大障害後は反動でG1直行→前々走後も前走後も不安発生でローテ変更→絶対動かせぬゴール=有馬挑戦ありきの久々連戦で?~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
―オジュウチョウサン牡7武豊57和田郎(美浦)
馬は足りないでしょう。
武豊騎手自身も、前走1000万下勝利後直後に、やや異例とも言える大分厳しめのジャッジ「一線級とは差を感じる」を下していましたから…もう完成された7歳古馬が武豊Jのジャッジを上回ってくるなんてコトは果たして?
あとは前々走後も当初は九十九里特別に参戦予定もトモ不安の為に回避して南武特別に回り、その南武特別後も一時はJC参戦が有力視されながらも回避された通り、この所のオジュウチョウサンは走る度に身体に反動を来しています。
障害馬だからと思われるかも知れませんが、それ以上に使えない事情があってのここまでの超ゆとりローテの近況になっています。
前走南部特別は見た目以上に負荷掛かる内容でしたので、もう8歳手前のオジュウチョウサンにはハードな競馬だったはずで…そこからの中6週は決して楽なローテでもないだろうと(少なくとも開成山特別から南部特別までは約4か月も空けざるを得なかった位の馬です)。
ここからは余談ですが、平地転向後の石神J降板の判断に対して一部でオーナーサイドを批判する向きもある様ですが、それは石神騎手は平地であまりに下手過ぎるから仕方ない話だと思います。
石神騎手はオーナーサイド(チョウサン)の二番馬に当たるコウキチョウサンの平地競走でも温情起用機会を与えられたにもかかわらず、再三駄騎乗で飛ばして戸崎J乗り替わりで一発回答を出されていました。
つまりは、すでに懐深いオーナーサイドからチャンスを3度も与えられて、それを見事なまでに応えられなかった経緯があるのです。
そりゃ、一戦一戦取りこぼせない戦いに挑むオジュウチョウサンに、武豊騎手が乗るよりも確実に数馬身は馬を後退させる且つ高確率で駄騎乗まで引き起こす石神J起用は…それは勝負度外視の選択でしかありえないでしょう。
―パフォーマプロミス牡6Cデムー57藤原英(栗東)
前走アル共は実績馬ノーブルマーズ・ガンコなどは自滅に近い敗戦で、2着3着には前走条件戦馬が入る組み合わせ…単純に力上位はパフォーマプロミスだったという結果でしょうか。
前々走宝塚記念は馬場を苦にしたのと、関西圏競馬だと馬場バイアスに逆らう下手騎乗が目立つ戸崎Jだった分で着順を余計に下げた一戦で、それまでは重賞連続好走馬でした。
前走もソラを使っての勝利という点で相手関係に恵まれた辛勝という卑下は不要ですが、それでもここまでのG2での3好走は全てG3級に近いレース選択の妙もあっての結果という点で…これの有馬記念穴人気には飛びつきたくないです。
―サウンズオブアース牡7○○57藤岡健(栗東)
まずは一昨年有馬記念8着後の回顧文を参照↓
『これは完全に状態落ちが主因だったと見て良さそう。
昨年と同ローテながら1本少ない追い切り過程だった事実や、デムーロJの「前走JCで走り過ぎちゃった」というコメントもそれを裏付けるモノ。
去年も今年も、天皇賞春の後には大きなダメージが残ってしまい、そこから結構な間隔が空く秋復帰戦の京都大賞典でも調整遅れで万全の状態で挑めていない様に、疲労面での体質の弱さが付きまとう馬でもある。
古馬になってから連戦での連続好走歴はゼロ。
これまでの経緯からすると、春初戦も完全にリフレッシュできて万全のデキで出てこられるかも少し怪しいので注意が必要。
疲労面を重視して1シーズン1度の激走タイミングを見極めたい。』
・・・
昨シーズン初戦札幌記念では4着好走
2戦目京都大賞典では横山典ヤラズ=馬自身の状態に問題有りでの大敗劇
3戦目ジャパンCでは京都大賞典と同様に馬が全く反応せずで連続大敗劇
4戦目有馬記念では連続大敗後で余力あったのか7着善戦
つまりは、元来の虚弱性に加えて高齢による影響もあってか1度走ったら当分走れない位に考えて良い馬なのだと思います。
そして、その1度に限れば、昨年にしても札幌記念で詰まり4着健闘、そして好メンバー揃いの有馬記念で7着という及第点パフォーマンスは繰り出せる現状です。
それが起きたのが3走前札幌記念4着だと言って良いでしょう…展開に恵まれたとはいえども、強敵相手での好結果でしたので大健闘です。
それが今回も繰り出せるならば善戦程度は可能なはずで、その観点で言えば4連戦目とはいえども昨年同様のJC大敗後で案外余力残しでの有馬参戦とすれば…昨年同様の7着くらいには巻き返しあっても良いかも知れません。
▽サトノダイヤモンド牡5アヴドゥ57池江寿(栗東)
まずは前走JC時の有力馬診断を参照↓
『前走京都大賞典では昨年春阪神大賞典以来の勝利。
凱旋門賞遠征を挟んで不振に苦しんでいた同馬の久々復活走であるならばジャパンカップ~有馬記念でも大いに楽しみだと言えますが、復活というよりは今春金鯱賞3着とそこまで代わり映えしないパフォーマンスだけに…。
金鯱賞後に「スローペースを間に合わない位置取りで競馬をして一応上がり最速・・・ただ中間調教過程と一緒で、そこからの伸びシロは本番でも見せてくれなかった。というのも、調教でも追走ペースを緩めた最終追い切りでは走れており、それなりの追走ペースだった1週前2週前では格下に遅れる始末だったワケ・・・その前者のレース振りで最低限の結果を残したに過ぎず、
後者(大阪杯で想定されるペース)になって大丈夫とはとても言えない様な」と書きましたが、今回京都大賞典も大逃げ馬を除けばスローペースでの低速時計決着で、だからこそ反応できた面もありそうで。
本番JCでは全体時計にしても追走ペースにしてもそれよりも相当上を要求されるワケで、それも乗りこなせそうという復活と言い切れるパフォーマンスではありませんでした。』
・・・
結果的には上記の通り、低速決着京都大賞典では間に合っても、それよりも何秒も早い時計を要求されたJCでは全く間に合わずの結果でした。
それは単純に今の能力・適性とも言うべきで、有馬記念でも京都大賞典1着・金鯱賞3着の方よりもそれ以外の足りていない結果を重視すべきで。
雨馬場有馬記念では相対的に浮上もありますが、それにしても金鯱賞・京都大賞典だけ走っても足りないはずなので…軽視。
▽マカヒキ牡5○○57友道(栗東)
まずは昨秋始動戦毎日王冠時の有力馬診断を参照↓
『近年の3歳馬の凱旋門賞挑戦はキズナとハープスターの2頭だが、ハープスターは不調に陥っていつの間にか引退で、キズナも成長案外で早々に引退してしまった。
3歳時の凱旋門賞遠征については、「例えば並のダービー馬が居たとして、その馬がダービーを制した3歳春時点で一見とっても強い馬に見えるかも知れませんが、実はその時点でも古馬に混じればOP級なのです。2歳G1馬なら、その時点では古馬の1000万下級なのです。つまりは、古馬になって以降も活躍する為には、誰しもが“大きく成長しなければならない”というのがお分かりになるかと思います」というワケですので、
もしも凱旋門賞遠征による成長の阻害があるとすれば、それが成長期3歳時点であればその影響は決しては小さくは見積もれない代物になるのではないか。
杓子定規に測れるモノではないでしょうが、一番の成長期を別の身を削るコトに費やすワケですから…現に素質馬こそ無理をしないでジックリと育てるというのが競馬界の常識として横たわっている以上、その真反対を施すコトによる後への影響が無いってコトは無いでしょう。
今春のG2三着とG1四着という結果については、道悪京都記念3着だけなら情状酌量できましたが、それなりに条件揃っていた大阪杯でもパフォーマンスを上げられなかったとなれば成長問題が槍玉に挙げるのは当然。
欧州での調教やレース経験によって当時は「馬がパワーアップ」したなんて良い話風に言われていましたが、それへの適合(欧州仕様育成)は逆に日本競馬適性を損ねるコトにも繋がるのは当然だろう(というのは、丁度凱旋門賞が終わったタイミング=サトノダイヤモンドが主に馬場問題により全く通用しなかったタイミングではシックリいく話ではないでしょうか)。
欧州経験の影響か又は母系の血が出てきた影響もあるかも知れないが、3歳春当時のキレキレのマカヒキは今は昔で、大阪杯にてルメールJから「反応が鈍い馬」だと認識されているのはもはや別馬であるというコトではないか。
過去最長の休養=頼みの綱の成長期4歳夏を挟んだ今回は変身=復活できる最後のチャンスになるだろうが、少なくとも昨秋から今春の当馬を見る限りでは3歳春当時の輝きを取り戻すのは難しそうに見えたし、鞍上内田博Jというのも本当に期待されている馬への鞍上配置ではない点で過度な期待は禁物だろう。』
・・・
個人的には予ねてから一貫して3歳時の凱旋門賞挑戦は好みでないという見解…マカヒキの帰国後のレース参戦時には毎回上記の凱旋門賞参戦批判じみたコトを書いてきましたが…本当に日本競馬界の大きな過ち=損失ではないかと思うのです。
昨秋は毎日王冠6着・天皇賞秋5着・ジャパンC4着という、着順だけ見ればそこまで悪くない結果。
ただし、その天皇賞秋5着についても、内有利決着を外枠からの唯一健闘馬として評価されている風潮でしたが、それには賛同できません…それこそ『凱旋門賞挑戦による中途半端な欧州化の成れの果て』の通りの半欧州馬だからこその善戦とも言えないでしょうか。
3歳時のマカヒキと言えばキレキレの馬でしたが、毎日王冠でも鈍さを指摘されて、秋天はその鈍さが相対的に武器になる舞台条件での激走でした。
ジャパンCでも欧州馬アイダホと同じような道中位置取りから前後してのゴール入線の4着健闘でした。
前々走札幌記念にしても、こんな上がり掛かる競馬で大味な競馬で通用するレースというのは寧ろ向いていたはずで。そこでは自ずと後方まで下がる競馬をしていましたが、これが並の馬場状態で瞬発力を問われた時には間に合う馬ではないと思います。
前走天皇賞秋は上記の通り…やはり良馬場高速決着でも足りてくる馬では無いという惨敗でした。
その辺りは、同じく凱旋門賞遠征を経て日本競馬での戦闘力を大幅ダウンしたサトノダイヤモンドとも通じる話だと思われます。
雨馬場有馬記念ならば相対的に浮上しても良さそうですが・・・。
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本命馬については1ヶ月以上前から大よそコノ馬に決めています…恐らくは週末にキチンと書くコトになると思いますので、週中段階では馬名だけ・・・。
あとは内寄りの枠順を引き当ててくれるコトを祈るのみです。
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Source: 考えるヒント(常勝競馬)
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