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【毎日王冠2018有力馬診断(後篇)】~GⅡでは17年以降全25騎乗中10連対(特に先行時には人気薄メインで11騎乗中7連対)の驚異成績…“GⅡ”でこそマイスタイル騎乗が生きて輝く横山典~
投稿日 2018年10月5日 11:57:51 (競馬予想まとめ)
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【毎日王冠の有力馬診断(後篇)~GⅡでは17年以降全25騎乗中10連対(特に先行時には人気薄メインで11騎乗中7連対)の驚異成績…“GⅡ”でこそマイスタイル騎乗が生きて輝く横山典~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
★ダイワキャグニー牡4横山典56菊沢(美浦)
コノ馬の特徴としては、右回りがカラッキシというのと、菊沢調教師も予ねてから『男馬だけどやっぱり繊細部分あって幼児を育てる風に』などと言っている様に気性面の問題と体質面の問題から連戦で頑張れる馬ではないという2点があります。
上記をデータとして出すと以下の通りです
右回り[0-0-0-2]⇔左回り[5-0-1-3]、
中6週以上[5-0-0-0]⇔中5週以内[0-0-1-3]
4走前中山金杯については不得手とする右回りが大いに響いたモノであり、また次走以降東京マイル路線が決まっている中での試走感MAXのレース参戦だった分もあったでしょう。
その次走東京新聞杯でリスグラシュー・サトノアレスというG2級馬に次ぐ3着好走、そしてOP特別ではライバル馬をキチンと下す力の違いの勝利…やはりこの左回り条件ならばキチンと重賞級馬だと言えます。
前走エプソムCはダービー惨敗以来となる中2週ローテで馬が走れる状態になかったのが全てと見ます。
昨年毎日王冠でも◎打ったのですが、当時は北村宏Jが明らかに後続を待ち過ぎた分での4着でした…3走前東京新聞杯も同様にキレ負けの嫌いある3着でした…ただしその癖を掴んだ横山典J継続騎乗ならばそんな安易な負け方はしないでしょう。
上記の通り強い馬が勝つレースではなく、上手く乗ったモノが勝つレースですので、そこでレースの格を問わずに後先考えずのメイチ騎乗をしてくる横山典J騎乗ならば一発も期待できます。
※横山典のレース格別の戦績(17年以降)
G1…20戦2好走(連対率10%)
G2…25戦10好走(連対率40%)
G3…44戦16好走(連対率14%)
その内、道中5番手内時には、非上位人気馬ばかりにもかかわらず11戦7連対で、5着以下に飛ばしたのは僅かに1度だけ。
他の多くの騎手が本番見据えた騎乗をしたい前哨戦G2こそ、世俗に縛られないスタイルの横山典の騎乗術が生きる。
▽キセキ牡4川田58中竹(栗東)
前々走日経賞は大外枠から我慢し切れずに外捲り失速劇。
前走宝塚記念は一転して後方ままの競馬での凡走。
その前走でも最終追い切り一杯調教でしたが、今回も2週続けての単走一杯調教。これは角居厩舎(※中竹B厩舎ですが実質角居厩舎)としては異例というか、通常ではない調教パターンです。
精神的なリズムを崩している馬に対しての対処療法的にも思える調教過程だけに、あまり信頼したくありません。
また、デムーロが乗れるからとの理由で京都大賞典ではなく毎日王冠に向かったという経緯も、勝負気配という点では見劣りします。
▽サトノアーサー牡4戸崎56池江寿(栗東)
前走エプソムCは開催終盤馬場に一雨あって一気に外有利へと化した馬場バイアス。そんな状況が最も有難かったのは大外枠差し馬サトノアーサーに違いないでしょう。大外枠だった分かスタートの出も良くて、また雨馬場だった分か道中も好位で折り合う新境地競馬でもありましたが、あとは枠なりに外を回ってくれば良いだけという簡単な競馬でした。
それ以前はつい2走前メイSでも折合欠き気味でしたし、ペースや馬場次第ではやはり折り合い面に大分気にした競馬となる可能性は高いはずです。
外差し馬場で外差し決めた馬を、同舞台だからと言って馬場もペースも違うココでも評価するワケには…。
▽サンマルティンセン6池添56国枝(美浦)
まずは昨年小倉記念時の有力馬診断を参照↓
『搭載しているエンジンは重賞級。
前走準OP勝ちにしてもトップジョッキーの腕を以てしてでも折り合い付けるのに相当苦労して、最大パフォーマンスの何分の一かの走りで勝ち切るという省エネ辛勝だった。
前走は左回り外回りコースだったが、乗り易さで言えば右回り小回りコース替わりはプラスに作用するはずで、まともならば即重賞で結果を出せても良い馬だ。』
・・・
その昨年小倉記念は右回り小回りだった分で最大パフォーマンスを余す所なく出せるという状況で、そして上記のハイペース展開により暴走・暴発も防げるという好シチュエーションで、完全燃焼に近い2着だったかと思います。
ただ、完全燃焼とは言えども完璧だったワケではなく、それは自身のレース振り限定されるせいだが勝ち馬に対して不器用で荒い競馬になった分での敗戦だった感は否めません。
3走前福島記念は枠順が外に追いやられて&ペースがスロー寄りに流れた分での折り合い破綻自滅凡走。
2走前都大路Sは今後はペースが流れてくれた分で後方折り合い専念からの完勝。
前走小倉記念はまたもペースがスロー寄りに流れた分で、そこで自在に動けぬ弱みを見せての後方ままの敗戦。
まとめると折り合い面が全てと言える近況で、スローペース濃厚のココは有難い場面ではありません。それに加えて左回りにも難があるだけに・・・。
▽スズカデヴィアス牡7三浦56橋田(栗東)
まずは前々走函館記念有力馬診断を参照↓
『常にそれなりの着順にはまとめていますが、コノ馬も右回りには少々怪しい所あります。
前々走小倉大賞典3着後には「直線手前での故障馬接触不利あって、完全に差し遅れる形での滑り込み3着好走。ただ、それが無くとも右回りでは差し遅れる形になりがちという馬」と書きました通りです…直線の短い函館コースでそれをどうカバーするのか三浦Jの腕に懸かっています。』
・・・
前々走函館記念では結果的にも上記の通りだったと思います…上がり上位の走りで追い込みながらも僅かに届かず掲示板止まりに。一見すると騎手に敗因を擦り付けたくなる負け方ですが、こういう右回りで下手な競馬になるのは平常運転というコトです。
今回は左回り替わりはプラスで、前走札幌記念の様な重いレース質は合わないようなのでその点でも条件好転はあります。
ですが、新潟大賞典は新潟外回り二千重賞らしい“全馬外回しで内が恵まれる”というレース展開にも恵まれた最内枠からの1着で…やはり能力的には劣ります。
―レアリスタ牡6石橋脩56堀(美浦)
OP昇級後はキャピタルS好走→中山金杯大敗→メイS凡走→新潟記念大敗という戦績。
その中山金杯については不得手とする右回りが大いに響いたのと、それに加えて間隔詰まるローテも駄目なタイプですので、右回り・連戦というそもそも走れなかった局面でした。
そのレースまでは休み明け初戦且つ左回りでは5戦4勝3着1回というパーフェクト戦績。
それだけに、その条件が揃っていた一戦だった前々走メイSでも走れなかったのは大分残念…その敗因を指摘するとすれば折り合い面でした。
本来ならば休み明け初戦では落ち着いて走れるはずですが、そのメイSでも新潟記念でも駄目だったとなると、気性面で不安定さが発露した状況と読めます。
その上で、間隔詰めて臨むココは進展あるとは…。
★○○○○○○(←毎日王冠の◎候補馬)の馬名はランキングで公開中!
前々走では、それまで全戦騎乗してきた鞍上の手綱が離れるというマイナス要素と、それに加えて馬の持ち味を引き出せない〇〇Jの手綱というマイナス要素があり…騎手のさじ加減一つで激走まであったと見ていますが、出た結果としては4着止まりという残念なモノに。
まあ、〇〇Jじゃなくても暴走馬にテン乗りでは誰でも慎重な騎乗になるのは仕方無いですが、あんなスローペースを2番手からという正攻法競馬では…それが難なくできる馬ではありませんので折り合い面で怪しい所は見せつつでしたし、そしてそんな位置取りから数多のキレ自慢馬を抑えての最先着が本当に想像できたのでしょうか???
前走では相手強化にもかかわらずMHペース先行で2着激走…コレがコノ馬の本質です。
〇〇Jでも騎乗2戦目ならば流石に…だったのか、又は単純に回りがペース速くなったのが功を奏したのかは分かりませんが、これは馬の良さを引き出す騎乗になっていました。
こういう競馬一本しか選択肢が無いという点で不安定な戦績になるのかも知れませんが、それさえさせてあげられれば常に強い競馬はするでしょう…問題はそれができるのかできないのかでしたが、安田記念後に『例えば〇〇J騎乗で秋前哨戦とかならこれより抑える競馬をして過信禁物になるでしょう』と書いたのですが、△△△J起用ならばその心配は無用です。
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Source: 考えるヒント(常勝競馬)
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