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【関屋記念2018の有力馬診断(後篇)】~尻上がり昨年世代とは大違い…早期から対古馬混合戦で快進撃続く現3歳世代牡馬フロンティア(と3歳牡馬混合戦実績馬プリモシーン)~
投稿日 2018年8月9日 00:00:33 (競馬予想まとめ)
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【関屋記念の有力馬診断(後篇)~尻上がり昨年世代とは大違い…早期から対古馬混合戦で快進撃続く現3歳世代牡馬フロンティア(と3歳牡馬混合戦実績馬プリモシーン)~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
★プリモシーン 牝3北村宏51木村(美浦)
(前篇の続き)現3歳牡馬の対古馬成績はとても優秀です。
ただし、後のHレベル世代と言われた現4歳世代馬はこの時期ボロボロでしたので、それが世代レベルの証明になるかと言えばまだ時期尚早なのかも知れませんが、少なくとも今はそれを買うべきタイミングなのだと思います。
逆に3歳牝馬はクイーンSで桜花賞健闘2頭が返り討ちに遭った通り、現時点では並み程度です。
プリモシーンの場合には…その3歳牝馬というフィールドで見れば必ずしも古馬混合重賞級の計算はできないのですが、ただし前走NHKマイルCでそのHレベル3歳牡馬相手に5着しているならばその計算ができてきます。
それも桜花賞もNHKマイルCも明らかな戸崎騎手のミスあって着順を落とした競馬だっただけに尚更そうです。
コノ馬がココで通用するのは自明と見ますが…。
★ウインガニオン 牡6津村58西園(栗東)
コノ馬は夏場しか走れないというのと、左回りしか走れないというのが二大特徴です。
3歳時にも4歳時にも5歳時にも春夏に連勝・連続好走を決めており、逆に言えばそれ以外では一つも走れていないという分かり易過ぎる戦績…夏付近且つ左回りでは過去高確率好走実績の持ち主です。
昨冬マイルCS~京都金杯の連続凡走については上記に2大苦手条件(冬・右)に該当していたのと、どちらもHペース先行競馬という厳しい競馬をした分の止む無し大敗でした。
今季は春夏替わりでも過去年の様なガラリ一変は見せられていませんが、それでも3走前は休み明け初戦での0.3秒差7着・2走前はHペース逃げでの7着・前走でもHペース逃げでの8着で…展開さえ噛み合えば重賞級での勝ち負けは見えるレベルで走ってくれる想定はできてきます。
“展開さえ噛み合えば”という意味では牽制し合い易い新潟外回りコースは好都合ですし、そして連続凡走後で少々人気落ちタイミングというのもGOODでしょう。
▽フロンティア牡3福永53中内田(栗東)
プリモシーン欄の通りの現時点で相対的に優位に立つ3歳世代牡馬…こんなNHKマイルCで12人気13着馬でも中京記念で4着まで足りたというのはある意味驚きです。
ただし、中京記念は当地を庭とする福永J騎乗で、Hペース中団競馬という適性的にも展開的にもベストに近い競馬をしての4着で…あれよりも上がり速くなる新潟外回りマイルでそれ以上となるとどうでしょうか。
キチンと前に行く馬が揃っている以上は、福永Jの頭には先行策という考えも薄れるはずで。
―チャンピオンルパン 牡7○○56勢司(美浦)
準OPでは4連続好走中…しかもそれは全て5番人気以下の人気薄めでの連続穴好走です。
だからと言って別に恵まれた走りを続けているのではなく、キチンとそれなりの相手関係で力を見せ続けていますので…騎手横山和生Jなどなどのバックボーンがそうさせているのでしょうか…。
以前までは新潟コース専用機だったのが、それ以外の特に鬼門だった中山コースでも好走している辺りは確かな地力強化が窺えます。
本格化後初めての大得意新潟コース起用…その面での怖さはありますが…。
△スターオブペルシャ セン5内田博56藤沢和(美浦)
まずは前々走谷川岳Sでの◎推奨文を参照↓
『これだけ距離千四系馬や逃げ系馬が大挙出走ならば、新潟マイルとはいえどもソコソコ以上のペースで流れるだろう。
それならば距離マイルのペース替わりが最大懸念材料のスターオブペルシャが力を出し切れると見て狙いたい。
これまでのキャリア21戦で掲示板を外したのは、明らかに距離が短かった距離千二起用戦と去勢明け初戦馬体重大幅減戦のみ。
それ以外は全て掲示板内に入っており、特にその去勢明け2戦目以降は7走連続好走中。
これまで勝利後に上のクラスに上がっても3着を外したのは[未勝利1着→OP4着]のみ。
どうしても抜け出して甘くなる面があって勝ち切れない戦績だが、逆に言えばキャリアを通じて力負けというのもほとんど無いという戦績。
それでいて4走前はビップライブリーの2着・3走前はストーミーシーの2着などOP級馬と互角に渡り合ってきたワケです。
前走も僅差勝利でしたが、鞍上曰く最後に遊んだ分で詰められた辛勝でした。
コレはほぼ確実に初OP昇級でも通用してくる馬だと考えられますし、去勢後に減った馬体重は完全に回復してから更に進化も見られる近況ですし、ココでも最上位で走れていい器だと見ます。』
・・・
その前々走谷川岳Sは距離マイルでもHペースだったので折り合いOK、そして差しポジションで展開向きという好材料はありました。
ただし、それにしても常に詰めの甘さ癖あった馬が、いきなり0.3秒差圧勝したのは重く見る必要があります。
その癖さえ無ければ、上記の通りとっくに出世していて然るべき馬でしょうから。
前走パラダイスSは不可解な1人気大敗…強いて言えばスローペース替わりで折り合い面で楽では有りませんでしたが、それでも同様でも過去ここまで負けたコトはありませんでしたので。
懸念としてはソラ癖が本当に収まったのか、そして新潟マイルコースでの折り合い面、そして前走不可解大敗の裏…それら懸念材料が何事も無ければ勝ち負けあって良い一頭ですが…。
―チェッキーノ 牝5杉原54藤沢和(美浦)
上のスターオブペルシャの前走パラダイスSは、直前までは杉原騎手で想定されていたのが、直前になって内田博幸Jに変更されていました…つまりは藤沢厩舎内での杉原騎手の位置付けというのはその程度であると。
前走米子Sでは同騎手騎乗で2人気7着でしたが、そこから劇的復調あって勝負気配ならばこの騎手続投ではないはずで。
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OP昇級初戦の5走前は道中掛かり追走も4着、4走前は長欠明け初戦で4着、3走前は相手関係揃っていた中での4着まで0.0秒差7着、2走前でも相手関係揃っていた中でHペース先行競馬で掲示板入り健闘…順調に使えない弱みはあるが、能力的には重賞でも面白いトコロあって馬だと言えるはずです。
前走は前々走でHペース先行競馬をした影響か、距離延長とペース遅替わりで前掛かりの追走に…その分だけ終いに伸びを見せられなかった印象の負け方でした。また基本外差し決着の分で分が悪かったのもあるでしょう。
前々走健闘やその前の近2連対は共に内枠を引いてそれを生かす競馬で成し遂げたモノでした…前走はそれが仇となる競馬でしたが、どうも内有利色が強い今の新潟芝ならば…内枠を引き当てるコトを前提条件に大穴候補。
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Source: 考えるヒント(常勝競馬)
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