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【中山記念2018有力馬診断(後篇)】~[ペルシアンナイト]G1ハンター年間最多勝記録デムーロの裏の顔…本番継続騎乗内定馬の前哨戦では逆にポロリばかり(敢えて激走させぬ高等戦略?)~
投稿日 2018年2月22日 00:00:29 (競馬予想まとめ)
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【中山記念の有力馬診断(後篇)~[ペルシアンナイト]G1年間最多勝記録デムーロの裏の顔…本番継続騎乗内定馬の前哨戦では逆にポロリばかり(敢えて激走させぬ高等戦略?)~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
▽アエロリット 牝4 横山典 55 美南 菊沢
前走秋華賞時の有力馬診断では以下の通り危惧しました↓
『…(逃げの手ならば)この秋華賞は基本逃げ切り至難レースであるし、前走の一件で逃げ警戒が他馬からされるならば尚更そうなるし、前哨戦Hペース逃げ打った同型の存在もあるし…(逃げの手を捨てるならば)右回り小回りを上手く競馬できるのかと言えば怪しさは小さくないし、今のタイミングで距離延長で上記の通りの非教育傾斜過程から非逃げがまともに遂行できるとも考え辛いし…』
・・・
前々走クイーンSでは目先の勝利を優先するような半ば暴走逃げでの勝利で、それを指摘し続けた私でも横山典Jのコトだから秋華賞では(私が赤っ恥になる様な)何か秘策あるかとも危惧していましたが…結果的には前哨戦段階での教育不足で、逃げる競馬以外に合格点を叩き出せる引き出しは存在しなかった負けるべくして負けたという結果だと言えるでしょう。
それでも最内枠で無ければクイーンSや桜花賞パターンでの競馬で善戦は狙えたでしょうが、最内枠を引いて尚且つ絶対的同型の存在で横山典Jを以てしても無策に陥りました…道悪二千Hペースを保つスタミナも無かったでしょうが、外からのプレッシャーも受ける位置取りで馬も気分良い競馬はできずの必然の失速でした。
クイーンSは0.4秒差圧勝で強い競馬でしたし、秋華賞は無理筋競馬で7着なら評価は下がらない競馬でしたが、その前者の競馬の再現は狭き門であるとも言えるでしょう。
ココも秋華賞同様に絶対的な逃げ脚質馬の存在がありますし、高確率で逃げの手は無理だとして特に右回り小回り条件で難なく正攻法競馬をこなしての本領発揮が有り得るかと言えば現状未知であるとしか言えません。
▽ペルシアンナイト 牡4 Mデムー 57 栗東 池江寿
昨秋は2戦のみの省エネローテで[前哨戦富士Sでは人気裏切る5着凡走→本番マイルCSでは一変1着激走]という戦績でした。
それは同鞍上の秋華賞モズカッチャンを見ているかの様な前哨戦凡走からの本番一変振りでした。
それらは前哨戦では走れる態勢になかったというのもあるとしても、それと共にデムーロJの高等戦術なのかは憶測しかできないですが、前哨戦では次走本番でピークを迎える為の省エネレース振りをしていたせいという勘ぐりもできる負け方でした。
昨年はデムーロJのG1神選馬眼=G1ハンター振りが話題となりましたが、逆に本番G1でも騎乗可能性がある馬の前哨戦騎乗時の戦績は寧ろ振るわないと言って良い位です。
デムーロJの昨秋以降のG2G3勝利歴は[ダンビュライト][パフォーマプロミス][サトノクロニクル][スワーヴリチャード][リアルスティール][ファインニードル]ですが、スワーヴリチャードを除けば全て次走本番は別騎手内定などピンポイント騎乗と言って良い場面でした。
逆に継続騎乗内定お手馬の始動戦では、直近では京都記念モズカッチャン4着然り、人気を上回る好騎乗好走という例はほぼ見られません。
デムーロJが凄腕騎手であるコトは言わずもがなですが、その唸る騎乗を発揮してくるのは“この後の春G1騎乗内定しているペルシアンナイトでの始動戦前哨戦”という今回場面ではないはずであると。
△マイネルハニー 牡5 柴田大 56 美北 栗田博
まずは前走白富士S1着時の◎予想見解を参照↓
『大箱・渋化馬場・中距離(マイル超)という条件がピッタリなマイネルハニーを本命に推したい。
前走は不得手とする小箱条件、そして同グループの同型馬出走でそれに気を遣ってリズムを欠いた難しい競馬を強いられながらの好走は価値大だと言える。
今回は前走みたく気を遣わなければならない相手はおらず、自由気ままな競馬が可能という場面。
過去に[前走非逃げ→今回逃げ]だったタイミングでは重賞OP好走を含めて[1-1-1-0]のパーフェクト戦績を残しているが、ルメールJ騎乗のテオドールは非暴走競馬を指向するはずならばそれが叶う場面になりそうで…チャンスではないでしょうか。』
・・・
今回はマルターズアポジーという絶対的な同型の存在はありますが、別にそれが即致命的な問題というワケではありません。
前々走ディセンバーSみたいに同グループの逃げ馬を邪魔してはならない2番手競馬というのが難題というコトです。
なので、自分のペースなら2番手競馬でもOKですが(特にマルターズアポジーの大逃げの2番手ならばそれが可能そう)、その前走見解に則れば“良馬場替わり・中山コース替わり”というのは良いとは言えない分で…。
★マルターズアポジー 牡6 柴田善 56 美南 堀井
4走前は極端なマークが敷かれた分(鉄砲玉の存在)で必然の大敗。
3走前は極端な一件のすぐ後だったのと、連続凡走後で人気急降下もあってマーク解かれて必然の激走。
2走前は激走後だったのと、サマーシリーズ王者の兼ね合いから様々な陣営の思惑も交差する中でまたも鉄砲玉が襲ってきての堪えきれずの結果。
前走も外有利馬場Hペース逃げという無理な競馬に陥った末での必然の大敗。
・・・
この春中山開幕週はどちらかと言えば内有利になり易い場面で、そして多くの馬にとって肩慣らし戦という中山記念は必要以上に積極的な立ち回りを目指す馬も少ないという場面で…言い訳のできぬ逃げの手が打てる可能性は結構あると思います…その時の強さは何度も証明している馬なので普通にチャンス十分と見ます。
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4走前では大外枠からなし崩し的に脚を使わされての凡走だったが、それに対して3走前では馬場状態も状態面も鞍上2戦目面でも枠順面でも何から何まで条件が好転…それを全て生かし切るようなロス無いイン立ち回りからの上位馬の隙を突くような一差しだった。
前々走は事実上内有利馬場なのに、そしてコノ馬自身の適性としてもインベタ競馬が理想なのに…最内枠から大外を回るという馬鹿げた騎乗をした分で大きく着順を落としている可能性あるレース振りでした。
前走はご覧の通りの直線致命的不利が全てのビリ負けで、まともならばソコソコ良い着順が見えていたレース振りでした。
コノ馬は昨春にもG1前哨戦では2着激走しており、その先は好走結果が続かなかった経緯の持ち主…使える脚が長くないタイプで、そんなステップレース的な位置付けのG2レースだからこそ激走叶うキャラという感はあります。
と見ればココは走り時なのですが、Hラップ逃げ馬集結で昨年スローペース一瞬脚勝負とは異なるレースになりそうな点がどうか…その展開一つで激走あって良い馬と見ます。
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Source: 考えるヒント(常勝競馬)
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