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府中牝馬ステークス 2017 出走予定馬:アドマイヤリード、瞬間的な切れ味はトップクラスだが、ゲートが不安定で色々噛み合えば
投稿日 2017年10月11日 19:00:21 (競馬予想まとめ)
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2017 10/14(土)
第65回 府中牝馬ステークス(GII) 東京芝1800m
予想用・出走予定馬一覧
年明け初戦にようやく1000万下を卒業した身ながら、その4か月後のヴィクトリアマイルで鮮やかにGI馬へと成り上がったアドマイヤリードが府中牝馬ステークスに出走予定だ。前走のクイーンステークスでは3歳牝馬アエロリットに返り討ちに遭う形となったが、もちろんこのままでは終われない。戴冠の舞台となった府中の長い直線で鋭さを存分に活かしたい。
やっぱり切れ味を問われた方が良い。前走のクイーンSでは全体のペースをアエロリットに引き上げられたことで、この馬自身は無理なく進めようとしていたのだがそれでも鋭さを削がれてしまった。ワンターンに近い府中の1800の方が良いと思うし、何とか瞬間の切れ味を引き出して対抗したい。ヴィブロス相手ならドスローの上がり勝負で戦えると思うが、この距離だと逆にクイーンズリングが厄介。
●ヴィクトリアマイル(GI) 1着 17頭3枠5番
東京芝1600m稍 1:33.9 47.9-46.0 S^2
12.6 – 11.2 – 11.8 – 12.3 – 12.2 – 11.1 – 10.8 – 11.9
まずはヴィクトリアマイルからみておきたい。このレースが基本的にはこの馬の適性とみていいと思っている。少し渋て稍重ではあったが馬場自体はそこまで悪くなく、ある程度高速状態をキープしていた。L2最速で坂の上りで10.8と速いラップを踏んでいるようにペースが上がらずトップスピードの質をここで問われている。L1では流石に結構落としているんだが、ギアチェンジやTS持続も含めて高いレベルで後半の総合力を問われた。
5番枠からやや出負け、そこからじわっと促して進めていくが後方からの競馬になる。道中もかなりのスローの流れで団子状態に近い中で後方の内目を促しつつ進んで前にスペースを保った状態で3角に入る。3~4角でも最内を我慢して進めて団子状態の中で上手くコーナーワークで押し上げて2列目に近いところで直線。序盤でスマートレイアー、ソルヴェイグの先頭列の後ろにつけてしっかりと食らいつく、L2の最速地点でこの間を割ってスパッと伸びてくると、L1では差し込んできたデンコウアンジュも寄せ付けずの完勝だった。
スローで3~4角でもペースが上がらなかったことで団子状態になったし、その中で各馬馬場の良いところを意識していくので内のスペースが結構空いていた。そこを突いて直線に入ってくる段階では実は2列目まで押し上げていたのでこれが一つ完勝までいった要因だろう。しかしもう一点やはり注目すべきはL2の地点での鋭さ。前2頭の間をすっと割って鋭く伸びてきていたし、L1まで含めて後続に取り付かせる余地を与えなかったのは評価しないといけない。外からデンコウアンジュも来ていたが、馬群を割って伸びてからは終始1馬身近いリードを保っていた。ただし、ゲート自体は上手くなかったし、その中でスロー団子で3~4角でペースが上がらずスペースがあって楽にポジションを上げられた、という面は考えておく必要がある。そこに関してはかなり恵まれているので。
●クイーンS(GIII) 6着 13頭8枠12番
札幌芝1800m良 1:46.6(+0.9) 46.8-47.4 M
12.2 – 11.2 – 11.8 – 11.6 – 11.5 – 11.9 – 12.1 – 11.5 – 11.9
ただし、前走のクイーンSでは良さを削がれてしまった。アエロリットが厳しい流れで単騎逃げに持ち込む形、この馬の位置でもスローではあったと思うがそれでも鋭さを削がれてしまった。
12番枠からゲートは五分には出たかな、という感じ。そこから促されつつだが1角までの距離が短い札幌ではなかなか難しく最後方近い位置で2角まで入っていく。道中も促しながら少しポジションを上げて後方3番手で外目を回して3角。3~4角でも促しているのだがなかなか差が詰まらず、4角で大外を回して追走するも押し上げられないまま後方で直線。序盤からもちろん鋭い脚は影を潜め、L1までなだれ込んではきたが6着完敗だった。
3~4角の段階で明らかに動きが鈍かったし、そこで大外をぶん回してどうこうという馬ではなかった。札幌の場合はコーナーが非常に緩く長いので、コースロスのウエイトが非常に大きくなる。ただコーナーが緩いと結構素材型の馬はロスがあっても勢いをつけやすいので大外から動けたりするんだが、この馬の場合はその感じはなかったかな。最後まで脚を使えたので最低限はやれているんだけど、これではなかなか勝負にならないなと。
●阪神牝馬S(GII) 2着 16頭8枠16番
阪神芝外1600m重 1:34.6(+0.3) 47.5-46.8 M
12.5 – 11.5 – 11.6 – 11.9 – 11.8 – 11.2 – 11.8 – 12.0
3走前の阪神牝馬Sでは重馬場の中である程度の流れになってのTS持続戦、脚を出し切る形になった中での2着だった。
16番枠から出負けして後方からの競馬、無理はせずに後方から内に入り込んで3角。3~4角でも前のスペースを置いた状況で最内をとって我慢、4角の最速地点でも我慢して中団で直線に入ってくる。序盤で前のスペースががっぽりと空いている中でするすると伸びてくるが、L1では一気にミッキークイーンに突き抜けられ、何とか2着争いでジュールポレールを競り落としての2着確保だった。
仕掛けが早い流れ、L3の4角地点で最速を刻んでいるのでここでロスなく立ち回れたのは良かったと思うが、その流れでL1はちょっと甘くなってしまっている。L3-2の地点での伸びの方が良かったと思うし、その点でもこの馬としては本質的にはトップスピードの質で勝負してくるタイプなのかなと。ヴィクトリアマイルの場合は3~4角の緩みでも前にスペースがあって内内から労せず取り付けたというのも大きい。
●2017府中牝馬ステークスに向けての展望
タイプ的にはトップスピードの質、特に坂の上りで切れたヴィクトリアマイルの内容から考えてもやはり府中のトップスピード戦がベストだろう。雨自体は苦にしていないが、ヴィクトリアマイルも阪神牝馬Sもある程度速いラップを踏んでいるし、より顕著に切れ味勝負になったスローのヴィクトリアマイルの方が良さが出ているかな。1800への延長自体は全然問題ないと思っているが、単純にゲートが拙いのでその辺りは多少の運がいる。外枠である程度全体が流れてしまうと位置取りが悪い状況になるので単純に瞬間的な切れ味だけだと取り付けてもL1で甘くなるだろうし、内枠でも包まれて団子状態で3~4角でも動けないまま後方でとなると前目から瞬時に動けるクイーンズリング、出し抜く一瞬の脚はかなりのレベルにあるクロコスミアは強敵になる。またデンコウアンジュもトップスピードの質的にはかなり手ごわい相手で、少なくともデンコウより前を取れないと結構怪しいところも出てくるかなと。この馬も今回は人気の一角になりそうだが、不安材料も少なくないので色々と考えて判断したい。重い印を打つ可能性もあるけど、ルメールから戸崎ってのは正直タイプが近い中で捌けるルメールと馬のケツを追いかけて詰まりがちな戸崎ではマイナスだと思うし…条件が揃わないとというところかな。同タイプでスタートも安定していて要所でも動ける、TS持続も高いレベルでまとめているクイーンズリングがいるが、後は近走のパフォーマンスとの比較かな。クイーンズリングも去年の出来なら迷わないところだが今年はちょっと物足りない面があるので。
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9/23 中山6R 1万4270円的中
9/18 阪神10R 1万0620円的中
9/17 中山7R 4万6300円的中
9/16 阪神12R 1万7510円的中
9/10 京成杯AH 1万3920円的中
9/9 中山12R 2万1690円的中
9/2 小倉11R 2万0800円的中
Source: 競馬予想まとめアンテナ
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